KEY WEST #3 HEMINGWAY HOUSE

KEY WEST #3  HEMINGWAY HOUSE

キーウエストに到着した翌日はまずヘミングウェイの屋敷へ。ホテルから歩いて20分、海の近くの大きな邸宅です。
クレジットカード 不可と大書きしてある入り口で大人14ドルの入場料をプレスパスを見せて6ドルに割引してもらって、ガイド付きツアーに参加しました。
アーネスト ヘミングウェイ(1988−1961)のことは本もたくさん読んでますし、彼の自伝なり、著書の映画もかなり多く、テレビドラマでにもなってますから、何となく親しい気分がします。

ロスアンジェルスの高級住宅地ベルエアの豪華な邸宅などを見慣れた目には、フロリダの南の果てのヘミングウェイの家はそれほど大きくも、豪華でもありませんが、キーウエストでは一番大きな個人宅の敷地だそう。(調べてみたら家の大きさが3000平方フィートでした)

フレンスのコロニアル風のデザインで、風通しが良くて、母屋の2階の寝室から別棟の書斎に行くための橋なども作らせたりの、彼らしい妙な工夫がそこかしこにあって、チャーミングで、シャンデリアなどもエレガントなインテリアが見られます。
ほとんど当時の夫人の趣味だそうですが。
彼はここには9年間(1931−39)ポーリーン夫人と住んで、かなりの数の大作を書き上げています。
「キリマンジャロの雪」「持つと持たぬと」「グリーン ハウス オブ アフリカ」などなど。
このあとキューバに行って、そこには20年間も住んでますから、中西部のイリノイ州オークパーク生まれの彼は南国の情緒が殊の外お好きなようです。

ヘミングウェイのことはファンでなくともよく知られていますから省いて、彼は最初、見栄えのするクジャクを飼っていたのですが、そのうち猫が増えて、それも6本、7本指の猫がいて、現在も敷地の中には6本指に猫がうじゃうじゃ (60匹余りとか)といます。特別指定動物だそうで、見物客が入れない寝室のベッドの上で、お土産屋の棚にまるで売り物のようにそこかしこに何匹も並んでいたり、猫好きには狂おしいほどの光景ですが、アレルギー症にはかなりの苦難の見学となります。
今年8月の強烈なハリケーン イルマの時は、頑丈な地下室に猫たちと大事なものを運んで、無事だったそうです。

ヘミングウェイは朝、原稿を書き、午後になると釣りに出かけ、そのうち釣り熱が高じて、キーウエストから70マイル離れた「ドライ トーツガス」(後から紹介するジェファーソン要塞がある島です)まで繰り出して豪快な釣りを楽しんだそう。

屋敷の中には面白い宝物のような家具や小物がたくさんありますし、当時としたは最大のプール、「スロッピー ジョー」という行きつけの酒場でもらってきたユリナル(小便壺)がきれいな庭にデンと置かれていたり(夫人がアーテイステイックに大きな鉢を後ろに配置して、ユリナルとは見えないように心遣いをした工夫が伺えたり、この家は初めて水洗トイレが装備されたどころか、2回にまでトイレがあるという画期邸なモダーンな家だったそう。夫人がヨーロッパで注文したというきれいなタイルがまた、凝った趣味を見せています。
屋敷の近く。ここでヘミングウェイがおしっこをしたという表示。




モダーンなタイルの模様。

ヘミングウェイは体のいろいろな部分が痛くて、立ったままタイプを打ったのは有名な話です。

ヘミングウェイのベッドの上でののうのうと寝ている猫ちゃんたち


指の数を数えてください。

ヘミングウェイの書斎。




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