LONDON #2 MAGGIE JONES'S

LONDON #2  MAGGIE JONES'S

英国王室の舞踏会の場面に酔いしれた夜はその昔、マーガレット王女がプレイボーイでハンサムな写真家、アントニー アームストロング ジョーンズとのお忍びデートで通ったレストラン、「マギー ジョーンズ」に行ってきました。
のちに二人は晴れて結婚、アントニーは貴族のタイトルを得て、スノードン卿と呼ばれるようになりましたが、当時は平民でした。とは言え旧家の出で、イートン校からケンブリッジ大に学んでいます。
二人はこのひなびた農家のようなレストランがお気に入りで、王女は予約をする時に「マギー ジョーンズ」(自分のニックネームと彼の名字を合わせた偽名)という名前を使ったそうで、商魂逞しいこのレストランはこの名前を正式に使うようになったとか。
英国はそこかしこに、こういう古いエピソードに溢れているが楽しいですね。
さて「マギー ジョーンズ」ですが、あまりに納屋のようなインテリアに凝ったため、天井からは台所用具が吊るされ、壁にはバスケットやら、絵画やら、ドライフラワーやらが隙間なく飾られて、大男は頭を下げて、体を横にして動かなければならない狭ーいスペースの室内なのです。

お食事はというと、カントリー料理風なので量が多くて、私のラムチョップには、ポテトが2種類、青いお豆、ブロッコリーなどが山のようについてきて、私でさえ途中でギブアップ、ハンスはビーフステーキを頼んだのですが、かなり歯ごたえのあるお肉でした。

それにしてもマーガレット王女のロマンスの歴史はあまりにも有名です。「ザ クラウン」の第2シーズンは最初の恋人、ピーター タウンゼント大佐が離婚者のために結婚すると王女はタイトルを捨てなければならず、彼を諦めた王女がロンドンの人気写真家のアントニーと華麗な交際を始める頃から始まります。前ページで紹介したように、時代劇の王子的役がおはこのマシュウ グーッドが彼を演じます。

マーガレット王女は1960年に彼と結婚したのちは、スノードン伯爵夫人のタイトルを兼ねて、78年に離婚するまで、お互いに他の人々と情事を重ねるなど二人の華麗にして、奔放な生活は世界中の注目を浴びたものでした。
エリザベス女王と違って、マーガレットはヨーロッパでも屈指のセクシーな魅力で知られていただけに、二人の挑戦と勝利のデカダントなゲームが続いたのでしょう。


マーガレット王女は1930年8月21日生まれ、2002年2月9日に亡くなってます。
スノードン卿は1930年3月7日生まれ、ごく最近の2017年1月13日に亡くなりました。
彼に近しい友人が「彼は動くものなら、すぐやってしまう」
とスノードンの辺り構わずの情事を冗談交じりに漏らしたように、彼の俳優以上のグッドルックスに加え、洒落た言動に女性達も男性も(数人の男性との情事も露出しています)抗えなかった様子です。
かなり自由になったとは言え、今の英国王室など、彼らのスキャンダラスな日々に比べたら、まるで赤ちゃんのように純真に見えるではありませんか。
ロンドンのレストラン「マギー ジョーンズ」の入り口。


レストランの2階(ネットからの写真です)こんなに整頓されてません

マギー ジョーンズの2階です。

マギー ジョーンズ レストランの2階。
艶やかなマーガレットとハンサムなスノードン。

美男のアントニーと美しいマーガレットの結婚式。


皇室の人々とは思えないほど二人とも本当にセクシーでした。

1965年11月17日リンドン ジョンソン大統領夫妻と。

英国のスーパースター同士。

スノードンの家紋

なんともの魅力がにじみ出ているスノードン

ロイヤル シスターズ。マーガレット最後の頃は杖をついてました。

まだ若くて輝いている頃のロイヤル シスターズ。

世界一有名な姉妹の在りし日。

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