JOANNE FROGGATT






JOANNE   FROGGATT


ジョアン フロガット と言う名前を聞いても全くピンと来ないでしょう。爆発的人気テレビシリーズ「ダウントン アビー」(2011−2016)のアナ ベイツ であります。女主人公のレイデイー メアリーにかしずく侍女にして、足が悪いジョン ベイツの妻と説明すればお分かりでしょう。
それも怒涛のような苦労,痛みと無実の罪に課せられたりの召使いの中では最もドラマテイックなエピソードの連続を見せてくれました。
「ダウントン」はこれまでゴールデングローブ賞からエミー賞まで数多くノミネートされて、受賞してきましたが、今回のゴールデングローブ賞候補はジョアン ひとりなのです。2016年の初めにシーズン6が放映されて、それで最終章となりますから、フェアウェルのご褒美は来年に持ち越されるかもしれません。

ちなみに夫のジョン ベイツはやはり主人公のグランサム伯爵付きの従者で、ジョンの脚は戦争での怪我が原因なのですが、他にも元の妻が居たり、謎の部分が多い、しかし大柄で頼もしい男性です。ベテラン俳優のブレンダン コイルがこの役にチャームと重みを加えています。

さてジョアンは1980年8月23日に英国はノース ヨークシャーのリトルベック というところに生まれ、両親は羊の農場を経営、13歳の時にジョアンは女優になると家を出て、演劇学校に通って、何度か諦めようとしたそうですが、執念で頑張りました。
97年に英国の人気テレビシリーズ「コロネーション ストリート」のレギュラーの役を得て、一挙に知名度が上がります。
以来テレビに映画に脇役として上手な演技力を生かし、2011年にスタートした「ダウントン」で世界中のファンの同情を引く役を演じて、今や街を歩くと「ベイツ夫婦をもっと幸せに!」などと声をかけられるとか。

髪をひっつめにして、地味なメークで、もっぱら最も美しいレイデイー メアリーの髪型や着付けを手伝ってますが、実際のジョアンはずっと華やかで、ユーモラスで温かい人柄の持ち主です。
階下に暮らす従業員たちは制服を着て、階上の豪華な貴族たちの引き立て役に回ってますが、いざパーテイーなどに現れると、見違えるように美しく着飾って、改めて英国の俳優たちの役作りへの意識が感じられます。米国のテレビも映画も召使いの役であろうと寝起きであろうと、べったりメークをして、完璧な髪型で登場してしまうのですから。

ジョアンは2012年にジェイムス キャノンと結婚、すでにポスト「ダウントン」の仕事が続々と入っている様子。

それにしても5年間も、登場人物に感情移入する程に、このシリーズを楽しんできたので、終わりになってしまうとなんとも寂しいものです。
2015 2月ロケ先のハイクレア城で。左から5番目がジョアン。


アン と ジョン ベイツ夫妻

階下の女性たち(右から二人目はレイデイー エデイス役のローラ カーマイケル)の華やかな姿、左端がジョアン。



ゴールデングローブ賞ゴールデングローブ賞受賞の時

 
2015 2月ロケ先のハイクレア城 訪問 私は左の方の黄色と黒のチェックのコート。
「ダウントン アビー」からロウソクでできたお城のプレゼント。

























2014

2012年ジョアンとブレンダン コイル


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