DIANE LADD

DIANE  LADD


ラッドと聞くとアラン ラッド(「シェーン」(53)が出てくる世代ですが、確か彼の息子のお嫁さんも女優でシェリル ラッド(「チャーリーズ エンジェル」(76))でしたっけ。でも今回のダイアン ラッドはあの西部劇のヒーローとは全く関係のない、しかし一時はブルース ダーンと結婚していた(60−69)ベテラン女優です。

初めて会ったのは娘御のローラ ダーンと母娘を演じた「ランブリング ローズ」(91)の時でした。
サザーンベル、南部美人(日本酒の名前のようですが)と呼ばれる南部の出身の美女で、柔らかいトーンで、もったりとした話し方をするダイアンは、既に娘にスターの座を譲っているせいか、かなりふざけた話をしては、お笑いおばさんのように振舞っていました。

それからテレビのゲスト出演などの時に何回か会ってましたが、つい最近、「ジョイ」(15)のおばーさん役で久しぶりに再会。孫娘に扮するのは今をときめくジェニファー ローレンスです。
ちょうどダイアンの80歳のお誕生日の11月29日だったので、グラス片手に現れ、既にシャンペンなどかなり聞こし召したようで、いつもよりさらに饒舌で、おばーさんパワーを全開していました。

頭の回転が速い人なので、早め早めのジョークを言って、周囲の人がキョトンとしているのを見ては、一人でわはわは、笑ったり、傍らの若い男性と戯れのセクシーな会話をしてみたり、ちょっと浮き立っていた感じがしましたが、80歳です。全てがオーケーでしょう。

1935年11月29日にミシシッピー州のメリデイアンにもと女優の母親と長い南部人の家系の獣医の父親のもとに、一人っ子として生まれました。戯曲家のテネシー ウイリアムズと詩人のシドニー ラニエーは親戚にあたるそうで、小さい頃から女優に憧れて育ったと言います。
1950年ごろ、ニユーヨークに出てきて、コパカバーナのコーラスガールからスタートし、それから舞台に進出。

マーテイン スコセッシ監督の「アリスの恋」(74)で初めてアカデミー助演賞の候補に、次は「ワイルド ハート」(90)、そして「ランブリング ローズ(91)」でも助演賞にノミネートされてます。

ブルース ダーンと結婚してから二人の娘が生まれましたが、長女は18ヶ月の時にプールに落ちて溺死という悲劇がありました。ローラは次女で、のっぽで、長い顔は父親そっくりです。

現在の役どころは、あまり挑戦の価値がないような、ちょっと変わったおばーさんという役が多く、それでも本人は「仕事が来るだけでもラッキー!」と感謝して働いている様子。

陽気で、のこりの人生を存分楽しんでいるダイアンとハッピーバースデーの乾杯を交わしてきました。
2015「ジョイ」11月29日の80歳のお誕生日に。






2015「ジョイ」の大家族、右端がダイアンでその横にジェニファー ローレンス。

ダイアンとローラ の母娘

1974「アリスの恋」真ん中がダイアン、右端が主役でアカデミー賞受賞のエレン バーステイン





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