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Showing posts from November, 2015

CHRISTIAN BALE 2015

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CHRISTIAN   BALE   2015 新作にして意欲作の「ザ ビッグ ショート」(15)は不動産投資が世界経済を破綻させた2000年初期の投資プロを描いて、常に挑戦的で、役者根性飽和状態のクリスチャン ベールはエキセントリックな天才的経済学者(?)と言うのか、株の名人を演じています。 実はこの映画を見て「何だかよく分からなかった」と言う人がかなり居て,わたくしもその一人。 クリスチャンの他に、ライアン ゴスリング(数日前にこのブログで書きました)、ブラッド ピット、ステイーヴ カレルにマリサ トーメイと言ったベテランスターが顔を並べているのですが,どうも経済の仕組みも分からないし、映画の構造がドキュメンタリー タッチと言うのか,観客を引きずり込まない撮り方で、見ていると白けてしまうのです。 ともかく凝り性のクリスチャンは実在の人物としっかり質疑応答をしての役作りで、自分の成果に満足しているのか、インタヴューでは普段以上にご機嫌なのでした。 ヒゲぼうぼうに紺のシャツ、英国のアクセントが強い話し振りは、何処から見てもアーテイストで、映画スターと言う意識は全く放ってません。よくよく見ると目が坐っていて、彼のどこか深い所に危険性が潜んでいる様な,そう言う不安定要素がまた彼の魅力になっています。 手首に青い糸を巻き付けているのは子供からのプレゼントなのか、何かの宗教か社会活動のアピールなのか、(赤い糸はユダヤ教のカバラの教えを信じていると言うサインだそうですが),何となく微笑ましいジェスチュアでふたりの子供との時間がいちばんと白状する父親の姿が覗けます。 クリスマスはどう過ごすのかと聞きましたら、 「僕がいちばん好きなお祝いだから、まず僕の産まれた英国はウエールズのしきたりのイヴをして、それから妻の祖国のセルビアのクリスマスを祝うという伝統を保っている」 とにきにきと笑いながら答えてました。 奥方はシビ ブラジックと言う女優で2000年に結婚しています。 1974年1月30日 英国のウエールズに生まれ、「太陽の帝国」(87)の主役に4000人の候補の中から選ばれたのは有名なエピドード。以降 スターとかセレブに異常に抵抗する姿勢を持ちながら,持ち前のグッドルックスと好戦的な姿勢を活かして、 「アメリカン サイコ」(00)で未成年者禁止のグ

QUEEEN LATIFA 2015

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QUEEN  LATIFA    2015 クウイーン ラテイファにしばらくぶりで会いました。何時も大柄な体に楽しさと優しさをたっぷり備えて、会う度にがしっと抱きしめてくれます。 テレビシリーズ「THE WIZ  LIVE! 」がまもなく放映で、ここでは史上初の女性版のウイズ、魔法使いを演じると言うわけでのお披露目でした。 「緑色が大好きだから、私のウイズは頭から足までグリーンづくめ。今日のあなたもグリーンの服でうれしいわ!」 とわたくしの緑色のセーターを褒めてくれたり、ちょっぴりテーマ音楽を口ずさんだり、この日のクウイーンは実にご機嫌でした。 178センチの身長に厚い体をゴムまりのように軽く動かす運動神経と大きな入れ物ゆえに良く反響するソフトな声がミュージカルの舞台に最適です。 今年はドリーム企画だった、1920年代のブルース歌手、ベッシー スミスをテレビ映画で制作主演、「ベッシー」 (15)、評判も良く, 充実した年だったと満足そうに鼻を鳴らしていました(!)。 1970年3月18日 ニュージャージー州 サウス オレンジに、デーナ イレーン オーウエンズ Dana Elaine Owens として、父御も兄上も警察官と言う家に生まれ、 19歳の時にヒップホップの歌手としてデビュー、自作の曲にこの兄上が事故で急死した悲劇などを歌って注目されたのです。モスレム信者の従姉に「ラテイーファ」と言うニックネームを付けられ、巨大な存在感から「女王」のタイトルを加えたそう。 長身を活かして高校時代はバスケットボールのスターとして州のチャンピオンでしたし、父親からはガンの扱いや空手を習って、無敵のクイーンだったようです。 テレビや映画にもでるようになり、ミュージカル「シカゴ」(02)ではマトロン ママ モートンの役を熱演してますし、黒人喜劇映画ではスターとして大人気ですし、ドラマでも抑えた演技で、変化に富んだ才能を発揮しています。 2003年にはE サイズの胸を DD カップに縮小する豊胸手術ならぬ、減胸?手術を健康上の理由で受けたそう。 「アフリカン アメリカンの人気稼業の女性として、責任を何時も感じています。それがストレスにならない限り、私は自分のベストを尽くして行きますよ」 とのたまうクイーン ラテイーファの側に居ると彼女の大きな包容

PAUL DANO 2015

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PAUL  DANO   2015 若手ながら、常に演じがいのある役を選び,きらきらと光るよりもいぶし銀の存在を選んでいる様なポール ダノ。 数日前に「ユース」(15)(YOUTH)と言う映画でアメリカのスターと言う役を怪演しているポールに会って来ました。 一昨年「ザ グレイト ビューテイー」(13)と言うイタリー映画でオスカー外国映画賞を受賞したパオロ ソレンテイーノ監督のハリウッド英語版の新作です。 何時もはフード付きジャケットなどと言ったカジュアルな格好で現れるのに今回は千鳥格子のダンデイーなスーツで現れ, 褒められると素直に喜んでいる様子が又、微笑ましいのでした。 「2ヶ月間のアルプスでのロケはもう偉大な光景に囲まれて,自然の美しさ、強さを毎日叩き込まれていた。都会に帰りたくなかった。監督のパオロからかなり自由にしても良いと言われていたから自分なりの役作りをしたが後半にヒットラーの髪とメークをして食堂に出て行くシーンには、ちょっとのけぞってしまったね。ハリウッドのスターとして周囲の人々を驚かせたいと言う欲望なのか、映画の中の監督のハーヴイー カイテルの指図なのか、その辺りはわざとはっきりさせないようだが,ヨーロッパの人間はそりゃーびっくりするよね。 イタリー人のクルーはみんな職人気質でとことん働いて、とことん食べて飲んで、葉巻を吸って、人生をフルに楽しんでいる様子だった。僕の髪はポマードでべったりと撫で付けられて、強い風にも髪の毛1本さえ全く動かず、古き良き時代のメークをされたようで、それも新鮮だったね」 昨年には「ラヴ アンド マーシー」(14)で天才ミュージシャンのブライアン ウイルソンの若い頃を熱演、歳を取ったブライアンを演じたジョン キューザックとは全く違うブライアンで、それが面白い効果を上げていた。 1984年6月19日 ニューヨーク生まれ。父御はビジネスマンで、スロヴァキア系,母御はオーストリアとスウェーデン系だそうで、その為にあの独特なルックスのポールが産まれたのでしょう。 「リトル ミス サンシャイン」(06)で、ミスコンテストに出場する少女の、何かに反抗してものを言わない息子の役で注目され、「ゼア ウイル ビー ブラッド」(07)では偉大な俳優、ダニエル デイ ルイスと互角に張り合っての神父の役を劇演、色々なジャン

JANE FONDA 2015

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JANE   FONDA   2015 新作「ユース」(YOUTH)(15)でたった5分間の出番で100トン級の重量感を打ち出しているジェーン フォンダに数日前 会いました。 「このジャケットがもの凄くきつくて、坐っていられないわ! 見た目には良かったけれど、着心地は最悪」 とランヴァンのデザインの腕に穴がぽっかり開いているという面白いジャケットをこき下ろして、相変わらずのストレートなコメントを発射しています。おそらくジェーンに着て欲しいばかりに無料で提供しているのでしょうが彼女にとっては大した義理は感じてないのでしょう。 1937年12月21日 ニユーヨーク生まれですから、まもなく78歳!エキササイズの女王と言う肩書きを貫いている無駄肉ゼロのすっきり体型は凄まじい程の理想的曲線ですが,ある程度歳を取ると着心地が大事になって来ます。若い頃は多少きつくても、重くても、どこかがつったりしていても我慢してかっこ良く見える、又は流行を追う服を着たものですが70歳を過ぎても我慢をする心がけはやはり凄いと思いました。 レッドカーペットなどでは誰もが最大限の我慢をして、お腹を引っ込め,歩くのがやっとのタイトなドレスに超ハイヒールが普通ですが、単なる会見にさえ、見た目を優先するのはやはりジェーンのガッツなのでしょうか。 例えばヘレン ミレン(70歳)、シャーリー マックレーン(81歳)、ジュデイー デンチ(81歳)、ジュリー アンドリュース(80歳)、などのシニア女優陣はゆとりを持って、胸や腕をレースやオーガンデイーなどで巧みに隠したエレガントなドレスをレッドカーペットなどで着用します。長い首のしわを気にして特別にデザインした巾のあるネックレスを付けたり、タートルネックを愛用したオードリー ヘップバーンの注意深いセンスはつとに有名ですし、露出で知られたゴールデイー ホーン(70歳)も最近はさすがに色々な部分(部品?)をカバーアップしてます。 2015 ゴールデン グローブ賞 レッドカーペット その中で、孤軍頑張るジェーンのプライドと自己鍛錬には頭が下がるばかりではありませんか。 今年からスタートしたテレビシリーズ「グレース アンド フランキー」では76歳のリリー トムリンと共演して、強烈なエネルギーを画面から放っています。それぞれの夫が実は同性愛で恋

RYAN GOSLING 2015

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RYAN   GOSLING    2015 新作「THE BIG SHORT」で2000年半ばの不動産投資からの経済大恐慌を背景に、投資のプロをスマートなスタイル(つまり怪しいタイプ)で演じているライアン ゴスリングに久しぶりに会いましたに久しぶりに会いました。 普通の男性が着たら集金人の様に見えそうな紺のジャンパーを粋に着こなして、チョビひげ風のヒゲが昔のエロール フリンの様な、お気楽プレイボーイの風情を添えて、会見に現れ、彼のお誕生日が1980年11月12日で、2日前だったためにみんなにお祝いされて、ちょっぴり恥ずかしそう。 彼が強烈なデビューをした「ザ ビリーバー」(01)(ユダヤ人の少年がネオナチのグループで、指揮を執る言う話題作でした)から彼を知っているせいで、余計、照れてしまうのです。偉大な俳優に成長したスターは凄く若かったときの自分を知っている記者達に対して,親戚のオバさんやオジさんに会う様な、てらいとか、気まずさを感じるのでしょう。 エヴァ メンデスと交際しだしたのが2011年、去年の9月に、エスメラルダ アマダ と言う女の子が生まれ、今まで以上にプライバシーを守り抜く姿勢を通しています。 あなたのベストの投資は? と言う質問に 「僕の家族。娘は天使だし、エヴァという愛する人に恵まれて非常に幸せ」 と即座に答えてくれました。 クリスマスプレゼントで最も失望したのは、と聞くと 「僕が10歳の時に祖母がくれたジェネシスのコンサート アルバム。全然面白いと思わなかったから」 と苦笑しながら白状してくれました。 当時はミッキーマウス クラブのメンバーとして、もっとポップな曲を歌ったり、踊ったりしていたからでしょう。ブリッタニー スピアーズやジャステイン テインバーレークもこのクラブのメンバーでした。俳優として成功してからもロックバンドで演奏もしていますし、今も自分の曲のアルバムをインターネットで紹介したりしています。 来年公開の「ラ ラ ランド」(16)はエマ ストーンと共演のミュージカルで,しばらくぶりの歌とダンスを披露する筈。自分では「すっかり錆び付いて、思うように動けなかった」と弁解していますが楽しみではありませんか。 2015  THE BIG SHORT  Steve Carell ( left )