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Showing posts from April, 2015

SOFIA VERGARA 2015

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SOFIA    VERGARA     2015 南米はコロンビア出身のソフィア ヴァーガラは、ラテンの太陽と男性はあくまでマッチョ,女性はあくまで着飾って美しく、と言う文化に育ったせいでしょう,思う存分にセクシー度を盛り上げ,注目を体中で喜ぶ姿勢が眩しいグラマースターです。 その昔コロンビアの地震を取材に行った日本人記者が 「成田さん,あの国の女性はみんな本当に美しくて,帰りたくなかった!その上優しくて,情深くてね」 とニキニキしながら言ってました。 新作「ホット パースート」(15)では婦人警官のリース ウイザースプーンに連行される悪党親分のワイフと言う役どころを好演。小柄で優等生でしっかり者のリースと170センチの長身と豊かな曲線美のソフィアとのコントラストだけでも愉快です。制作も兼ねているリースは「ラテン女優をもっとハリウッドの主流に使えば,アメリカに住む大勢のヒスパニック人口が喜ぶ筈。特にソフィアはもの凄くおつむが良くて,カンも最高,コミカルなタイミングも素晴らしいから共演して良かった。次の企画も考案中よ!」 とビジネス感覚にも長けているのでした。 1972年7月10日 コロンビアのバランキーラ(歌手のシャキーラの故郷でもあります)に家畜牧場を営む父と合計6人の子供を育てた母親のもとに生まれ、18歳で幼友達と結婚,2年後に息子が生まれましたが離婚,ソフィアはコロンビアの大学で歯学課程を取ります。 「あー、だから私の息子は一本も虫歯が無いのよー!母親として自慢出来るたったひとつのお手柄なのよー」 と,妙に長引いたトーンのラテン訛りで話しています。 家族の生活費を稼ぐ為に歯科課程は2年で止めてしまい,ショウビズの世界へ。最初のテレビの旅行番組からすぐに認められ、どんどん仕事が入り,人気も出て来ましたが98年,弟が誘拐事件に巻き込まれ,射殺されてしまいます。ソフィアは身の安全の為に,ドラッグ王国コロンビアを後にして,アメリカのフロリダ州マイアミへ移りました。 02年にロスアンジェルスへ。この頃甲状腺のガンになり,手術をしたので今も首に傷跡が残っているそう。気丈なソフィアはすぐに仕事に復帰。05年の「フォア ブラザース」に出演,持ち前の陽気な姿勢とグラマールックで、ハリウッドの映画やラテン系の映画に忙しく顔を出すようになり,05年にはウ

MATT DILLON IN WAYWARD PINES

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MATT   DILLON   IN  WAYWARD  PINES 4月26日から28日までニユーヨークに行ってました。やっと春が来て,セントラル パークは花が咲き乱れて,大勢の観光客で混雑。 今回の目的は、「FAR FROM THE MADDING CROWD」と言うトーマス ハーデイー原作の再映画化のインタヴューですが,27日の夜は新テレビ ドラマの「ウェイワード パインズ」のレセプションに顔を出したのです。 主演のマット デイロン(もう51歳!)が、M. ナイト シャマラン(「シックス センス」(99)の驚愕の世界で世間をあっと言わせたものの、あとは全て同様のプロットで,今回テレビに進出)が手がける,謎の村に迷い込む政府のシークレット エージェントを演じて,自動車事故にあった為に,終始,傷だらけの顔なのです。 彫りの深いハンサムなルックスが傷を負うと「より、猟奇的な性的魅力を増す」と言う効果を狙っているようですが ちょっとやり過ぎ、とわたくしは思いました。 共演の元同僚にして愛人をセクシーなカーラ グギーノが演じ,ジュリエット ルイス、テレンス ハワード、トビー ジョーンズ,メリッサ レオと言った達者なベテランが,普通の外見の内に,微妙な異常さを秘めて,それぞれ楽しそうに怪演しています。 ニユーヨークのソーホーにあるクロスビーホテルには小さな試写室があるので,小スケールの映画のレセプションによく使われます。ポップなアートが並ぶ小粋なホテルで、ここに来ると潜在意識的にワインが欲しくなります。まずワインがサービスされるからですが、期待通りのおいしい白ワインをがぶがぶ飲みました。よってマットとカーラとのスリーショットがかなり酩酊状態のスマイルなのです。マットの右手が、 がしっと わたくしを支えている状態をご覧下さい。グラマラスなカーラには,遠慮がちにそっと手を添えています。 ご存知でしょうが「ソーホー」SOHO は、    South of Houston(と言う通りの名前) の略で,マンハッタンの下の方にあって,現在最もトレンデイーな地区として人気があります。ロンドンにもソーホーがありますが。 クロスビー ホテルのロビー クロスビー ホテルのロビー クロスビー ホテルの試写室の前のロビー 余り混んで

LINDSAY DUNCAN

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LINDSAY    DUNCAN 英国のエレガントなベテラン女優,リンゼー ダンカンの名前を聞いた事がなくとも,彼女のルックスを見るとああ、あの映画に出ていた!と思い出すはず。 最近ではオスカー賞に輝いた「バードマン」(14)に、辛口の女性演劇評論家を演じて,主役のマイケル キートンがなじみのバーに行くと止まり木に坐って貫禄たっぷりに「あんたの芝居なんか,ひどいに決まっている。どうせアクションスターのとどのつまりなんだから!」などど言う辛辣な言葉を浴びせる役を楽しそうに演じてました。 1950年11月7日 スコットランドはエジンバラに生まれ、陸軍軍人の父のもとに引っ越しを重ねて,英国のリーズやバーミンガムで育ったせいでしょう,スコットランドのアクセントは無く,舞台用の英国の基本アクセントのレシーヴド プロナンシエーションを見事に話します。 奨学金で演劇学校に通ったそうですから,成績も演技力も優秀だったのでしょう。 1985年にロイヤル シェイクスピア カンパニーに入団,数々の舞台で活躍します。 「デンジャラス リエイゾンズ」(87)の舞台でアラン リックマンと共にロンドンの喝采を浴びたのですが,この映画化「危険な関係」(88)ではリンゼーの役はグレン クローズが,アランの役はジョン マルコビッチが演じました。 88年には,テネシー ウイリアムズの「熱いトタン屋根の猫」の主役を演じてまたまたロンドンの注目を浴びましたが,言うまでもなく58年の映画版ではエリザベス テイラーがセクシーな女主人公を演じています。 リンゼーに初めて会ったのは「ロングフォード」(06)と言うテレビ映画で,ジム ブロードベンドがロングフォード卿と言う,囚人を救う使命に燃えるエキセントリックな貴族を演じ,彼女がその夫人,アンデイー サーキスがイアン ブレイデイーと言う殺人犯を演じた時でした。当時56歳のリンゼーはつややかな肌の楚々とした美女でしたが、内面の強さが感じられました。 09年には英国首相のマーガレット サッチャーを「サッチャー」と言うテレビ映画でメリル ストリープより前に演じています。 2010年のジョニー デップ主演の「アリス イン ワンダーランド」ではアリスの母親を演じていますし,13年には再びブロードベンドと組んで「ル ウイークエンド」と言う映画に出たり

RUSSELL CROWE 2015

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RUSSELL    CROWE     2015 ラッセル クロウの監督デビュー作「ザ ウオーター デイヴァイナー」(THE WATER  DIVINER)(15)を見て来ました。 デイヴァイナーは予言者の意味ですが,ラッセルはどこの地下に水があるかを当てる水の予言者で,磁石のような鉄の棒を使って,砂漠の土地の水の在処を突き止めるのです。 オーストラリア人にとって,ヒロシマのような戦争の悲劇の歴史,第1次戦争の「ガリポリ」の激戦地で3人の息子を失った父親が更に妻まで失い,息子たちの戦死した場所に出かけて行く話です。ガリポリはトルコにありますし,ラッセル扮する父親はオーストラリアに住んでますから,第1次戦争の直後の時だけに,苦労の長旅を経て,いざイスタンブールに着くともろもろの問題に直面します。終戦後の始末をしている英国人兵は,息子の死に場所を見たいという豪州の田舎っぺの爺さんなどけんもほろろですし,トルコの国自体が混乱状態で、思うようにはかどりません。 激戦シーン,オーストラリアの広大な砂漠の近くに住む家族の幸せな日々,天地が真っ黒になる砂嵐から3人の子供を守ろうと馬を激走する父親,自殺した妻を教会の墓地に埋める事は出来ないと言う狭量な牧師,イスタンブールの迷路のような町の光景,宿の未亡人(ロシア人女優のオルガ キュリレンコ)との淡いロマンス,トルコの軍人との結びつき,などなどドラマが山盛りで,初監督にとっては大層なスケールの映画ですが,リサーチ狂で,凝り性,全てに情熱的なラッセルは,何とかものにしました。 思わず苦笑するシーンや編集が今いちと首をかしげるシーンとシーンの結びつきなどありますが,ラッセルの一生懸命な姿勢が感じられる映画です。 「ガリポリ」(81)は,懐かしい,若きメル ギブソン主演の珠玉のオーストラリア映画で、この映画を見るといかに英国が豪州兵を利用し、酷使したかが伝わって来ます。 会見に現れたラッセルは大層ご機嫌で,この映画が豪州で受けた事、自分がオーナーのラグビーチームの優勝、などなどを嬉しそうに話してくれました。 「最初のシーンに出て来る犬? 残念ながら僕の犬じゃなくあれは誰かが演技が出来る犬と薦めて来たのだが,これがひどい暴れん坊で演技なんてものじゃなかった。しかし馴れて来るとさすがに可愛くなったね。 トルコの

TOM CRUISE IN LAS VEGAS

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TOM   CRUISE   IN  LAS  VEGAS シネマコンは連日メジャースタジオの2015/16の目玉商品をちょっぴりづつ見せます。 パラマウントのプレゼンテーションはまずシュワちゃんがのそのそと舞台に出て来て(体も足もかなりしんどそうに歩きます)新作の「ターミネーター」(15)を紹介して,満場の拍手を浴びましたが,そのあと「ミッション インポッシブル5:ローグ ネーション」(15)を紹介した時の観客の反応はまさにロック歌手並で改めて,トム ザ スーパースターのパワーを感じました。 共演のレベッカ ファーガソン(スウェーデンの女優)とサイモン ペッグを立てながら,キャッチフレーズも目玉シーンもしっかり強調して,立て板に水 の語りです。大きな笑顔を保ったまま,スムースに,面白おかしく進めて行きます。そして今回の見せ場,トム扮するイーサンが飛行機の外側にぶる下がって追跡するシーンはまさに命がけだったという打ち明け話。 「機体に体がぶつかって肋骨が折れないようにパッドを付けようと思ったけれどそうするとしっかり密着出来ないから止めた。もの凄く寒いから冷凍になるかもしれない,鳥が寄って来て目を突つくかもしれない,飛行機が回転して放り出されるかもしれない,ありとあらゆる危険要素があったが,そうすると僕のアドレナリンもさらに燃え盛る。スタントを使うのは僕のやり方ではない。僕の心身が可能な限り,アクションの可能性に挑戦したい」 と相変わらず,自分で何でもするトムなのでした。 後でサイモンが 「トム程安全に注意する人は初めて。自分のスタントをしながら,僕の安全性を確かめているのだから。トムと一緒にモロッコの町を超小型のBMWでもの凄いスピードの乱暴運転をするシーンでは僕はもう演技でなく,心底から怖くて震え上がっていた。そう言う時もトムはカメラをしっかり意識してレーサーだった腕前をしっかりと見せてくれる。究極のショウマンシップとリーダーシップを見せてくれた」 とスーパースター トムの才能を賛美していました。 トム自身が機会がある毎に「自分でアクションをやった!スタントマンは使ってない,コンピューター技巧も使ってない」と誇り高く言う為に,それも売りになっていると見ますが、ここまでリスクをおかす価値が本当にあるのかしら,と思ってしまいます。現在のフェイク

LAS VEGAS CINEMACON 2015

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LAS   VEGAS   CINEMACON  2015 シネマコンCINEMACON、その昔はショウウエストSHOWESTと言った世界中の映画館関係者をハリウッドがラスベガスに招待する巨大イベントに来ました。 自然が全く無い,この砂漠の人工都市に全く魅力を感じないので長いこと参加しなかったのですが,10年ぶりぐらいに試しに来てみました。 ますます,テーマ付きの高層ホテルが建ち,どれもステロイド効果のようにぎんぎんに派手で、いやはや何とも目のやり所に困ると言うのか,見ているだけで疲れてしまう,どぎつさの過剰にショックを受けてます。 泊まったのはシーザース パレスで,このホテルの迷路のような広大な内部に恐れを成して,来なかった知り合いもいる程,アリスと不思議の国どころか,底なしの無限世界と言った感じで,何度来ても部屋に戻るのに無駄足をたっぷり踏むのです。 26階の部屋からの眺めは,まだまだ欲望渦巻くビジネスのチャンスを狙っているデヴェロッパーたちが開拓するにちがいない果てしない砂漠の広がりが見渡せます。 カジノの中はお金の無さそうな,田舎っぽいお客ばかりでジェイムス ボンドやオーシャンの仲間等のエレガントなプレイボーイの遊び場と言う雰囲気はまずありません。ハイ ステーキのギャンブラーは秘密の部屋でやり合っているに違いありません。 プレミア映画やスターのインタヴュー,偉い人たちのスピーチにパーテイーとあと2泊,まるまる3日のもの凄いスケジュールが待ってます。実はかなり後悔している心境なのです. 2015 4月20日のシーザース パレス ホテルの部屋からの眺め。

WALT DISNEY STUDIO

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WALT   DISNEY  STUDIO 10年ぶりぐらいにウオルト デイズニー スタジオ を訪れました。サン フェルナンド ヴァレーの東の端のバーバンクにあって、巨大な敷地にはおなじみのキャラクター,ドナルド ダッグや7人の小人の像がそこかしこに建ってます。 わたくしの友人が,ずいぶん前に「デイズニーランドと言う聖地」と言う本を著したのですが,アメリカ人にとって,今となってはほとんど世界中の人にとって,デイズニーのキャラクターを見ると「故郷に戻った」思いをするとあります。例えば中東の国などを旅して,異文化の飽和状態にある時,ミッキー マウスの絵があったりすると気持ちがほっとする、と言った一種の宗教的な存在でもあると。 デイズニーは1901年12月5日にシカゴに生まれ,1966年12月15日に肺がんでなくなりました。まだ65歳でした。パートナーと漫画を書き始め,次から次はとアイデアを生み,一緒にビジネスをした人に裏切られたり,問題が続出しても持ち前のポジテイヴな姿勢で創作を続けます。 漫画映画の長編の第1作が「白雪姫と7人の小人」(37)でした。それからテーマパークという今ではリゾートに行くとあるような巨大遊園地のデイズニー ランドを造ったのが1955年,次はぜひフロリダに造りたいと言って,その願いが叶わないまま,チェーンスモーキングが災いして66年に亡くなったのです。遺志を汲んで弟のロイがしっかりとフロリダに「デイズニー ワールド」を建てました(71年完成) デイズニー ランドもワールドも何度も訪れましたが,ホテルに泊まると石けんから,小さなお裁縫袋,はた又、お風呂のデザインから、ベット脇のテーブルまでデイズニーのキャラクターの形で、そのマーケテイング パワーに圧倒されます。しばらく滞在すると「デイズニーの囚人」のようにも思えて来るのです。 他のメジャー映画スタジオの殆どがユダヤ系の人に造られた時,デイズニーはアニメーションと言う強力なアピールで巨大なビジネスに成長し、今でこそ成人用映画も製作しますが, 昔はファミリー全員が楽しむ健康な映画のスタジオとして栄えてきました。 やはりわたくしたちもミッキーマウスを見ると安心感がわいてきます。永遠のお友達のシンボルのように。 桃太郎やかぐや姫を見た時の気持ちとちょっと違いますが。 ちなみ

MICHIEL HUISMAN

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MICHIEL   HUISMAN オランダ人の俳優でミヒル ハウスマン と読むのだそうで 美しいブレーク ライヴリーが101歳の女性(恋をすると年が現れる)が女主人公の「デイ エージ オブ アダライン」(15)と言う映画に相手役として出ています。 ヨーロッパの男性の多くがそうであるように,スーツの着こなし,ちょっと凝ったお洒落感,気ばった雰囲気でなく,そこはかとなくアンニュイ感も漂って,垢抜けた味が抜群でした。ふと足もとを見ると裸足に茶色の革の靴を穿いて,これが又ダンデイーなのでした。 1981年7月18日オランダのアムステルダム生まれ。 「オランダではちょっとしたスターだったし、バンドのメンバーをしても売れていた。しかし映画のメッカ,ハリウッドで挑戦しようと思い立ったんだ。ロケでニユーオーリンズに行ってすっかりあの町の古さや街並,それに大好きなブルースの音楽が満ちあふれているから,ニユーオーリンズに住むことにした。ロスアンジェルスより遥かに情緒があるし,自然が美しい」 おまけに奥方に5年間かけて求婚,やっとイエスを言わせたという熱愛をも披露してくれます。 「ワイフは僕より有名なオランダの女優で僕は一目惚れだった。相手はまだ結婚など考えたくないと全く僕のプロポーズに乗らなかった。5年間思案を重ねた求婚の言葉を浴びせ続け,終に陥落させた時の嬉しさと言ったら!」 と誇らし気に話すのも気持ちが良いのでした。 奥方はタラ エルダースと言って03年に映画のセットで知り会い,08年に晴れて結婚,07年には娘が生まれています。 「TREME」(10−14)と言うテレビドラマでミヒルはミュージシャンの役を演じて,自前の音楽の才能も披露,怪物人気番組「ゲーム オブ スローン」の第4シーズンからダリオ ナハリスの役で出ています。人気上昇中で第5シーズンからはレギュラーになるそう。 2014「ゲーム オブ スローン 2014「ワイルド」でリース ウイザースポーンと。  2015「エージ オブ アダライン」ブレーク ライブリーと。 リース ウエザースプーンが独りで山登りをする「ワイルド」(14)では山で出会って,一緒にベッドインするミュージシャンを演じていますし、2016年に公開予定の「ザ フォレスト」(16)と言うスリラーに英国人女