TORONTO FILM FESTIVAL 2015

TORONTO  FILM  FESTIVAL  2015


カナダのトロント映画祭にやって参りました。もう17回目ぐらいですが年々巨大化して商魂モンスターがのしています。カンヌ,ヴェニス,ベルリンと言った世界的映画祭を避けて,マイナーな映画祭を好むわたくしとしてはあまり嬉しくありませんが、ここの映画祭は年末に向けての賞候補作品を多くプレミア上映するので,毎年やって来るのです。

14年前の2001年9月11日,朝起きてCNNを観たら
ワールドトレードセンターに飛行機が当たっているではありませんか! 会場に行ったらもう大騒ぎで殆どの上映やプレス イベントはキャンセルとなり,大勢の記者が鉄道でニユーヨークに向かいました。
わたくしは芸能記者なのでその日はトロントからアメリカの騒ぎを見守り,翌日、特別仕立てのふたりの運転手が交代でノンストップ,48時間で大陸を横断するバスに乗ってロスアンジェルスに向かいました。トイレ付きだったのですが途中で壊れて,ガソリンスタンドなどで用を済ませたのですがもうどこもかしこも助け合いの心が湧き立っていて,お互いに譲り合いの精神も出て来て、とても気持ちの良い経験でした。

いくらふたりが交代すると行っても昼夜休み無しの運転で、ある時、ひとりのバスの運転手が殆ど居眠り運転をしていて,乗客が注意したり,それはヒヤヒヤの旅立ったのです。

カナダとアメリカの国境では長い長い車の列が続いてましたがそこもみんなの共同連帯心で、あまり文句も出てきません。緊急時のテロリスト対策の為にスーツケースも全て開けて調べられます。
やっと米国側に入った時、バスの乗客全員がアメリカの国歌を歌い出したのです。こう言う時の人々の瞬発的な反応が胸に強く刺さりました。

旅先のホテルにいる時は必ず朝一番にニュースを観るのが習慣でしたが、トロントに居ると特別にニュースに敏感になってしまいます。

時間がある時,又書きますが,何しろ強行軍なのでしばらくお休みになるかもしれません。あしからず。






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