SALMA HAYEK 2015

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SALMA  HAYEK  2015



メキシコ出身の女優の女王は何と言ってもセルマ ヘイヤックでしょう。整ったラテナの美貌と小柄な体(157センチ)と豊かな胸に充満したエネルギーを発散してのパーフォーマンスには引きずり込む力があります。
つい先日セルマが制作、声の出演をした「プロフェット」
2012 SAVAGES  夫君の所有するグッチのドレスです。
(予言者)(15)と言うアニメーションの会見があり、ぴちぴち、ぱきぱき、今年49歳になる彼女とのおしゃべりと高笑いの密な時間を過ごしました。
夫君のピノー氏と。
「制作者の苦労をまたもいやと言う程味わって,わたしはいったい何をしているのだろう!愛しい娘と優しくて、世界を跨いでのビジネスを手がける夫と過ごす時間を削ってまでして、こんな辛い作業をしているなんて!と思うことも度々だったのよ。ある時 800万ドルも予算が足りなくなって、もう制作がおじゃんになりそうになったのね。夫に訴えるのは最も簡単だけれど、それは最後の絆として我慢していたら、さすが実業家の夫だけあって,わたしの経済的問題に気がついて、ポンと不足分を出してくれて。本当に幸運な私なのよ」

とオノロケまじりの会話をわはっはと豪傑笑いでごまかすのですが知る人ぞ知る、セルマのハズバンドはフランス人の大金持ち、フランソワ アンリ ピノー(Francois  Henri  Pinaut)と言って、グッチやピューマ等の高級ブランドのオーナーにしてもろもろの欧州の事業を手がけている今年53歳のダンデイーな男性。
「今の男性の内側は本当に脆弱!それを隠す為にわざとマッチョに振る舞ったりしているのよ。私は中身も強い男性を探しているの」
と前に告白してましたが,しっかりと、内側も強靭そうなヨーロッパのリッチな家に生まれたリッチな男性を射止めたのです。

1966年9月2日 メキシコのベラクルズの近くの石油ブームタウンのコートザコーロスに事業家の父親とオペラ歌手の母親のもとに生まれ、「恥ずかしい程 恵まれて甘やかされて育った」と白状している育ちをしました。ハイヤックと言う名前はレバノン人の祖父のものだそうです。


メキシコで女優としてそこそこの知名度が上がリ,24歳の時にハリウッドに上京(?)してオーデイションに出向きますが
「メキシコ人女性の役は情婦、メイド、娼婦ばかり」と現実を痛感しました。
アントニオ バンデラスの相手役に選ばれた「デイスパラード」(95)で注目を引いて、セクシーで活発な女性の役が続きます。

何と言っても挑戦精神豊かなセルマは、メキシコの芸術家、フリーダ カーロの映画を製作、主演。2002年の「フリーダ」はオスカー賞6個にノミネートされました。

新作の「プロフェット」はレバノン人のカーリル ギブラン(Kahlil Gibran)原作、亡命中の詩人のムスタファが家政婦とその子供と旅をする話で、既に色々な映画祭で評価を得ています。

まもなく50歳になると言うのに、つやつやと皺など全く無い肌に、ぴちぴちのボデイーの秘密を聞くと
「マキコのおかげよー! 日本の女性で二人掛かりで私の顔を調整してくれるの。顔の形を長くしたり,丸くしたりその日の好みに合わせて変えてしまう、魔術のようなテクニックの持ち主なのですよ。マキコがいないと駄目になってしまうの!」
と妙なところで日本びいきが露見したのでありました。

これまで10数回会見をしてきましたが、毎度彼女の限りないエネルギーに圧倒されるのです。
2015「プロフェット」セルマの余りの圧力に目が閉まってしまいました。

2002「フリーダ」夫役のアルフレッド モリナと。
1995「デイスパラード」共演のアントニオ バンデラス
2002 フリーダ カーロ役

ハリウッド外人記者協会のオフィスのテラスで。セルマは超ハイヒールなので,緑のフラットシューズを履いているわたくしより背が高く見えます。





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