ARIANNA HUFFINGTON

ARIANNA  HUFFINGTON


アリアーナ ハッフィングトンはご存知ギリシャ生まれではオナシスに継ぐ世界的大人物なのではないでしょうか。信頼の置けるネット新聞「ハッフィング ポスト」の社長兼編集長として,現在のメデイアの女王的存在です。
著書 パブロ ピカソ

1950年7月15日 ギリシャのアテネでジャーナリストの父親のもとに,アリアーナ スタシノポウロウとして生まれ,16歳で英国に渡り,ケンブリッジ大に入学,生徒会長まで努める優等生でした。1980年に米国はニユーヨークに渡り、祖国の歌姫マリア カラスの伝記を書き,89年にはパブロ ピカソの伝記「ピカソ:破戒の創作者」(勝手な訳です,クリアイター オブ デストロイヤー)をも著しました。
1985年にマイケル ハッフィングトンと知り合い,86年に結婚,新夫はカリフォルニア州の議員となるべくサンタバーバラに移って92年の選挙で楽勝し、共和党議員として晴れてスタートしたのです。
ふたりは旺盛なエネルギーで政治的活動に励み,アリアーナは夫のサポートをしながらも,ジャーナリスト・ライターとして色々なメデイアでタイムリーな記事を発表。
同時に「マリア カラス」と「ピカソ」の著書に盗作の箇所があるとして剽窃で訴えられたりもしますが、巧みに法廷外での交渉をして逃れるというガッツのある性格を表しました。
さらにふたりの娘が誕生した後、97年に二人は離婚,その翌年夫のマイケルは自分がバイセクシュアルであると告白しましたが、このようなスキャンダルにも全くめげず,アリアーナは毅然として猛進、政治界、マスコミ界でのパワフルな存在となります。

2009年にはフォーブス誌のメデイア界で最も権力のある女性の12位を占め,2014年にはガーデイアン紙のメデイア(今回は男女を含めて)界のベストリストの42番目となり、同年のフォーブス誌の世界で最もパワフルな女性100人中の52番と言う高い位置を得たのでした。

さて実際に会った印象はと言うと,まずギリシャの彫刻のような彫りの深い整った顔と権力を持った女性の持つ,慈悲深さが漂う表情でした。背が高いのもエリートの要素ですし。観音様のようと言いましょうか。
生まれも育ちも教育も一流ですから、身に付いた自信と品格がエレガントな動作に現れていて、周囲の人を居心地良くする本能的な暖かさも感じました。

敢えて故意にパワーを見せたりせずとも自然に立ち登る、上に立つ人間の凛とした威厳があって、色々なトラブルも批判も自分の栄養にして,ずんずんと前進するリーダーとはこう言うものなのだなーと見とれてしまいました。

アンゲラ マーケル、ヒラリー クリントン,マーガレット サッチャー,などなど誰もが強い意志と肝っ玉でリーダーになってます。
ギリシャに生まれ,英国で教育を受け,アメリカで成功という,華麗なドラマを背景にアリアーナが活躍する姿を見て、多くの若い女性が,自分でもやろうと鼓舞されていると思います。


  July 23  2014





2014年に刊行された著書
著書「マリア カラス」

後にゲイ宣言をした夫君のマイケル ハッフィングトンと。

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