YOKO NARITA'S HOLLYWOOD

ハリウッドのスターをインタヴユーして37年!!     ツーショットと来たらどっさり ざくざく。最近は映画の記事も減ってきて発表してないお宝が貯まる一方。貯金は減る一方ですが、ともかく つたないブロッグ で全く為にならないお話と とっておきの古い写真とか新しいものも載せていきたいと思ってます。
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Tuesday, May 5, 2015

RICHARD FARNSWORTH

RICHARD    FARNSWORTH

ヘンリー フォンダやステイーヴ マックイーン,モンゴメリー クリフト,ロイ ロジャーズ、ゲイリー クーパー等のスタントマンとして40年近く,西部劇に無くてはならないエキスパートだったリチャード ファーンズワースに2回程会う幸運がありました。芯からのカウボーイで,人の悪口など絶対に言わない,優しい人柄の信念の人でした。
1920年9月1日,3代目のロスアンジェルス人として生まれ,小さい時から馬のそばで育ち,一時は競馬の騎手になろうとした程だったのです。
「13歳ぐらいの成長期に1年で,体がもの凄い大きさになってしまい,とても騎手にはなれないと断念,それでも馬の近くでの仕事を続け,ポロ競技も出来たので,洒落たポロ競技の手伝いに出かけた時、ハリウッドのスタジオの偉い人たちから馬の面倒を見て欲しい、日給7ドルと言われ,それまでの給料が週給5ドルだったから直ぐに承諾したのだよ」
それから徐々にスタジオに認められ,当時大流行だった西部劇のスタント,幌馬車から馬に飛び移る,列車から馬に飛び移る,馬から馬に飛び移る,などの見せ場を担当。

「しかし絶対に馬が嫌がるアクションは拒否した。馬が本能的に近寄りたがらなかったりすると必ず毒蛇や障害があるのだからね。それから車や飛行機のアクションは危険が大きすぎるからやらなかった」
ととびきりの動物好きのリチャードでした。

そして、その昔ヘンリー フォンダと親しかった頃には小さな女の子だったジェーン フォンダと共演した「カムズ ア ホースマン」(78)でオスカー助演男優賞候補に。58歳の新人!としてもてはやされたそうです。
デイヴィッド リンチが監督した「ストレート ストーリー](99)の農業用トラクターを運転して州を越えて病床の弟に会いに行く役でも再びアカデミー賞主演賞候補に。
「リンチと言う監督は知らなかったが「エレファント マン」の監督だと言われて,出ようと思った。絶対に悪態語はセリフに入れないでくれと頼んでね」
映画には60本以上出演しましたが1度も悪態語を使ったことはないそうです。

「グレイ フォックス」(82)や「ナチュラル」(84)でも飄々とした味を出してます。
正直で朴訥なカウボーイそのもので、そばにいるだけで,50年以上昔に戻ったような,古き良き時代の男らしさを漂わせて,何となく馬の匂いも漂って来るようなリチャードでした。

まず腰の骨が悪くなって馬に乗れなくなり,次に末期がんを患い,200年10月6日に自分の牧場があるニューメキシコ州のリンカーンで銃による自殺をしました。
リチャードの想い出を現在発売中のキネマ旬報5月下旬号に書きました。2度と現れない特別なスターでしょう。ぜひご覧下さい。わたしめの記事とリチャードの出演作を!



1999 「ストレート ストーリー」

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