ELIZABETH MOSS

ELIZABETH   MOSS

日本でのテレビシリーズ「マッド メン」の人気の程は知りませんが,07年からスタートして,60年代のマデイソン街の広告業者アドメンたちの昼間からウイスキーを飲んだり,グラマー秘書と情事をしたりの仕事ぶり,そしてファッションが大いに受けて,社会的トレンドとなって、この5月についに終わったのです。
このシリーズでもろもろの賞を受けたのが,男性尊重の時代に大志を持って広告の仕事に前進するキャリアー ウーマンのペギーでした。
それまで、ほとんど無名だったエリザベス モスは何処か古典的な顔立ちの為に、このペギーの役がぴったりで、ちょっと古くさい衣装も違和感なく似合って,現代の女性たちの注目を集め,すっかりお茶の間の人気者に。

1982年7月24日 両親共にミュージシャンという家に育ち,小さい時からベテイー デイヴィスを目指して女優になりたかったと言いますから,ずいぶん大人の感覚を持っている少女だったのでしょう。6歳の時からテレビに出て、「ウエスト ウイング」(99−06)と言うマーテイン シーンが大統領になるテレビドラマで大統領の娘を演じたのが最初のブレークでした。
「マッド メン」の会見で何度か会ってますが,何時も控え目で,もっとグラマラスな主役達の後ろで静かにして居ると言う欲の無い人柄と、優しさが感じられます。
今回のインタヴューは,ニユーヨークで行われ、「マッド メン」の終焉とブロードウェイの舞台で女主人公を演じる「ハイジ クロニクルス」(15)についての感想を語ってくれました。
「8年間もの長いシリーズが終わるのは家族と離れて,独りで大学に行くような,ひとりぼっちでの生活が始まる寂しさがあるけれど、今の私は舞台の主役と言う大きな挑戦があるので実は全く余裕がない状態なの。女優としてもっと成長するには数々の試練を経験しなくては,と自分に言い聞かせています」
としっかりと答えていましたが「ハイジ」は3月中旬にオープンして好評を博し,見事舞台のオスカー賞と言えるトニー賞にノミネートされました。しかし観客動員が思わしくなく,89年からジョーン アレンやシンシア ニクソンが手がけて来た,仕事を持つ女性の生き方を描いた,いわゆる女性ドラマの舞台劇は,8月までの上演期間が短縮され、5月上旬に閉幕となったのです。よくある事ですが,やはり意欲に燃えていただけに,かなりのショックでしょう。

この後、エリザベスは数本の映画の予定が入っています。そのひとつはトム ヒドルストン主演の「ハイ ライズ」(摩天楼)と言うスリラー映画で公開が楽しみ,それからロバート レッドフォードが実在のテレビのアンカーマン,ダン ラザーを演じる「トルース」にはケイト ブランシェットも共演でこれも面白そうな作品になりそう。
2015 「マッド メン」ラスト シーズン


舞台劇「ハイジ クロニクルス」から。

「マッド メン」のペギー役

「マッド メン」のペギー

テレビドラマ「トップ オブ ザ レーク」の刑事役


「ハイーライズ」のトム ヒドルストン

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