WALT DISNEY STUDIO

WALT   DISNEY  STUDIO


10年ぶりぐらいにウオルト デイズニー スタジオ を訪れました。サン フェルナンド ヴァレーの東の端のバーバンクにあって、巨大な敷地にはおなじみのキャラクター,ドナルド ダッグや7人の小人の像がそこかしこに建ってます。

わたくしの友人が,ずいぶん前に「デイズニーランドと言う聖地」と言う本を著したのですが,アメリカ人にとって,今となってはほとんど世界中の人にとって,デイズニーのキャラクターを見ると「故郷に戻った」思いをするとあります。例えば中東の国などを旅して,異文化の飽和状態にある時,ミッキー マウスの絵があったりすると気持ちがほっとする、と言った一種の宗教的な存在でもあると。

デイズニーは1901年12月5日にシカゴに生まれ,1966年12月15日に肺がんでなくなりました。まだ65歳でした。パートナーと漫画を書き始め,次から次はとアイデアを生み,一緒にビジネスをした人に裏切られたり,問題が続出しても持ち前のポジテイヴな姿勢で創作を続けます。
漫画映画の長編の第1作が「白雪姫と7人の小人」(37)でした。それからテーマパークという今ではリゾートに行くとあるような巨大遊園地のデイズニー ランドを造ったのが1955年,次はぜひフロリダに造りたいと言って,その願いが叶わないまま,チェーンスモーキングが災いして66年に亡くなったのです。遺志を汲んで弟のロイがしっかりとフロリダに「デイズニー ワールド」を建てました(71年完成)

デイズニー ランドもワールドも何度も訪れましたが,ホテルに泊まると石けんから,小さなお裁縫袋,はた又、お風呂のデザインから、ベット脇のテーブルまでデイズニーのキャラクターの形で、そのマーケテイング パワーに圧倒されます。しばらく滞在すると「デイズニーの囚人」のようにも思えて来るのです。

他のメジャー映画スタジオの殆どがユダヤ系の人に造られた時,デイズニーはアニメーションと言う強力なアピールで巨大なビジネスに成長し、今でこそ成人用映画も製作しますが, 昔はファミリー全員が楽しむ健康な映画のスタジオとして栄えてきました。
やはりわたくしたちもミッキーマウスを見ると安心感がわいてきます。永遠のお友達のシンボルのように。
桃太郎やかぐや姫を見た時の気持ちとちょっと違いますが。

ちなみにわたくしの一番好きなデイズニー漫画(アニメと呼ぶ前の時代ですから)は、「シンデレラ」(1950)でしょうか。青いドレスにアップにした金髪のシンデレラは他の女主人公より遥かにエレガントで,大人っぽいところが素敵でした。





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