TOM CRUISE IN LAS VEGAS

TOM   CRUISE   IN  LAS  VEGAS


シネマコンは連日メジャースタジオの2015/16の目玉商品をちょっぴりづつ見せます。
パラマウントのプレゼンテーションはまずシュワちゃんがのそのそと舞台に出て来て(体も足もかなりしんどそうに歩きます)新作の「ターミネーター」(15)を紹介して,満場の拍手を浴びましたが,そのあと「ミッション インポッシブル5:ローグ ネーション」(15)を紹介した時の観客の反応はまさにロック歌手並で改めて,トム ザ スーパースターのパワーを感じました。
共演のレベッカ ファーガソン(スウェーデンの女優)とサイモン ペッグを立てながら,キャッチフレーズも目玉シーンもしっかり強調して,立て板に水 の語りです。大きな笑顔を保ったまま,スムースに,面白おかしく進めて行きます。そして今回の見せ場,トム扮するイーサンが飛行機の外側にぶる下がって追跡するシーンはまさに命がけだったという打ち明け話。
「機体に体がぶつかって肋骨が折れないようにパッドを付けようと思ったけれどそうするとしっかり密着出来ないから止めた。もの凄く寒いから冷凍になるかもしれない,鳥が寄って来て目を突つくかもしれない,飛行機が回転して放り出されるかもしれない,ありとあらゆる危険要素があったが,そうすると僕のアドレナリンもさらに燃え盛る。スタントを使うのは僕のやり方ではない。僕の心身が可能な限り,アクションの可能性に挑戦したい」
と相変わらず,自分で何でもするトムなのでした。
後でサイモンが
「トム程安全に注意する人は初めて。自分のスタントをしながら,僕の安全性を確かめているのだから。トムと一緒にモロッコの町を超小型のBMWでもの凄いスピードの乱暴運転をするシーンでは僕はもう演技でなく,心底から怖くて震え上がっていた。そう言う時もトムはカメラをしっかり意識してレーサーだった腕前をしっかりと見せてくれる。究極のショウマンシップとリーダーシップを見せてくれた」
とスーパースター トムの才能を賛美していました。

トム自身が機会がある毎に「自分でアクションをやった!スタントマンは使ってない,コンピューター技巧も使ってない」と誇り高く言う為に,それも売りになっていると見ますが、ここまでリスクをおかす価値が本当にあるのかしら,と思ってしまいます。現在のフェイク画面飽和状態の映画作りの状況で,トムが実際に命がけでしたと分かってくれる観客がどれほどいるでしょうか。まあ彼自身の使命感なのでしょうが。
メタルチェーンでがんじがらめになって,水中で脱出したりする究極のパーフォーマンスに生きる魔術師のスリルと似てなくもありませんよね。
2015 4月22日


命がけのアクション

シーザース パレスホテルの自慢のショッピングアーケード。

レベッカ ファーガソンとトム クルーズ。トムの若々しさ!
オートバイのスタントもお得意!

ダヴィデの像も映画監督に。

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