MARTIN FREEMAN # 2

MARTIN   FREEMAN  # 2

ロンドンではマーテイン フリーマンにも会いました。まもなく公開の「ホビット」3部作 最終章の主役,ビルボ役,テレビでは人気絶頂の「シャーロック」のドクター ワトソン役,最新テレビシリーズ「ファーゴ」での妻を殺して,嘘八百を行使して,逃げ回る卑怯なセールスマンの役(映画版ではウイリアム メイシーが怪演しました)と多忙の中を駆けつけてくれたのです。
ご覧のように11月半ばのロンドンだと言うのに木綿の,それも青色のしなびた上着に,これも古着屋で見つけたような妙な模様のある茶色のズボン,そして赤と黒の横縞のネクタイに,紺色のポケットチーフ,おまけにこの瘦せて,疲れた表情!  オーヴァーワークなのか,役作りなのか分かりませんが,小柄な全身から漂う疲労感には心配になります。

このクラスのスターになるとスタイリストが色々な洋服屋から借りたり,貰って来たスーツや靴などを着せてくれるのですが, そう言う面倒な事を気にかけないあたりにマーテインの気取らなさが覗けて,新鮮でした。それにしても季節外れで,カラーコーデイネイトにこれほど無頓着なのも珍しいです。これまでの会見では,きちっとスーツを着こなしていただけに,この日の例外的「オフ」 ファッションが気になりました。
人気テレビシリーズ「オフィス」のレギュラーになったのが2001年,「ラブアクチュアリー」(03)のスタンドインの役で注目され,「シャーロック」(10−)に出演した時はベネデイクト カンバーバッチより遥かに有名な俳優でしたがスターメイキングは不思議なもので,今では,ありとあらゆる雑誌,イベント,トーク番組,インターネットにカンバーバッチの顔が出て来ない日はありません。
「ロケからロケと凄く忙しいから子供達に対して罪悪感が湧いてしまう。だからクリスマスには絶対に家に帰って,イギリスの伝統を守ってのお祝いをするんだ!」と鼻息が強かったのですが,これから賞レースに参加しての義務も待っている筈。
これまでもインタヴューの予定を2度程キャンセルしているマーテインです。夏には「リチャード3世」の主役として舞台に出て,同じ役をまもなくテレビで演じるベネデイクト カンバーバッチと競っていると,わざと二人を比較したがるシャーロックのファンに騒がれたり、「アイヒマン ショウ」と言うナチの戦犯,アドルフ アイヒマンの裁判を描いたBBCの映画では、彼はテレビのプロデユーサー役、これは目下撮影中,その他にも舞台の予定もあるそうで,日程をこなすプレッシャーを話しながらため息をついてました。

はきはきとした明瞭な発音で,どんな事にも正直に答える真面目な姿勢にプロ意識の強さを感じました。

1971年9月8日 英国はハンプシャー生まれ,2000年から女優のアマンダ アビントン(「シャーロック」のエピソードでは彼女と結婚するのですが,実生活ではパートナー同士)と暮らして二人の子供がいます。

どの映画写真を見ても心配そうな表情を浮かべているのも彼が演じているキャラクターのせいなのか、それとも当人もそう言う性格なのでしょうか。


「シャーロック」



2014「ホビット」

2014「ファーゴ」大男に絡まれています。


2014 「ホビット」最終章 TV「ファーゴ」

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