EDWARD NORTON # 2

EDWARD    NORTON    # 2

俗な文化を忌み嫌い,かなりエリート風のスタンスを保っていたエドワード ノートンがすっかりリラックスして,以前よりぐっと男前も上がって,昔は人前で日本語を使うのも(見せびらかしたくないからか,完璧にしゃべれないのが口惜しいのか)嫌がっていたのが,最近,皮が剥けたように気さくになりました。
私生活を見せない事でも有名なエドワードは何と2012年にカナダのプロデユーサーのショーナ ロバートソンと結婚して,13年には息子も生まれていたのです。
彼自身は認めたくないでしょうが,やはり父親になって人生のアングルが変わったのではないでしょうか。






2012年に結婚したショーナ ロバートソンと。



今年は,いつもレギュラーのウエス アンダーソン監督のおとぎ話のような傑作「グランド ブタペスト ホテル」での小さな役に出て、次は,映画賞も主演賞マイケル キートン)も助演賞もアカデミー賞候補確実の「バードマン」でのスター舞台俳優の役です。
うぬぼれと露出狂で早口と言うエドワードならではのはまり役で,初シーンでは全裸で,悠々と登場, その後もパンツ1枚でのアクション場面が実に愉快で,彼の巨大な自信が伝わって来ます。本物のブロードウェイの劇場で撮影したそうですが, 裏側の迷路のような狭い通路をマイケルとエドワードが下着姿で駈け回り,その閉鎖感が生きている不思議なシーンの連続,共演女優(ナオミ ワッツ)と舞台のベッドシーンで本当にセックスをしようとしたり,マイケルの娘(エマ ストーン)と交わすスマートな会話、などなど。

会見でも気楽な冗談を言い,積極的に日本語も使って、
「僕は日本の映画に出たい。ケン ワタナベがハリウッドで活躍しているように,僕もあっちに行って,働きたい。もし出演を探してくれたらギャラの10パーセントをあげるから」
とプロポーズされたり。
さて日本の監督の方々,彼の流暢な関西弁を活かして,白人インテリのやくざなどと言う役を是非!



2014  GRAND  BUDAPEST  HOTEL
BIRDMAN   with  Michael  Keaton
BIRDMAN   with  Emma Stone
エドワードとのツーショットは「真実の行方」(96)以来たくさんあるのですが古いのが出て来ません。
おそらく予算も余り無さそうな邦画界でしょうから、5パーセントは映画の予算に戻しますから。

ちなみに1969年8月18日 ボストン生まれ。イエール大卒,祖父(富豪にして名士)の仕事を手伝いに大阪に行って、ここで大好きなマーシャルアーツも学んだそうです。

狂が付くボルチモア オリオールズ ファンで,名ショートストップ選手,キャル  リプキン ジュニアの引退セレモニーなど全てに参加し,野球の殿堂入りを果たし、大リーグ出版のリプキン ジュニアの伝記の編纂を買って出たという熱狂ぶりが嬉しいエピソードではありませんか。



2014「バードマン」







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