DONALD SUTHERLAND AND POPPY

DONALD    SUTHERLAND  AND  POPPY

ドナルド サザーランドの「ハンガー ゲーム」(12−)シリーズのスノウ大統領役は、ハリウッドがよく使う,若い人気者を大勢出して,その中に有名で,体格がよく、威厳があるヴェテラン俳優を起用し,姿を出しただけでも威力を感じさせる一種の効果的小道具と言えましょう。
映画界でも指折りの最多出演数を誇るサザーランドは、巨大映画の首長役を相当演じていますが決してマンガチックにせず,格調をしっかり携えてます。
俳優によっては,映画の質などより,常に現場に出て居たいので,オファーが来れば、立て続けに出るそうで、彼もその手のようです。既に150本以上の映画やテレビに出ている記録の保持者ですから。一種の中毒でしょう。
今回はロンドンで会いました。
2014  「ハンガー ゲーム」第3章
11月9日、ちょうど英国は軍人の慰霊記念日,それも第1次大戦から100年目のために,女王と皇室の男性ほとんど全員,首相から閣僚が記念碑に花環を捧げるセレモニーを見ることが出来ました。
スコットランド,アイルランド,ウエールズなど色々な地方からのバンドはこれも全員正装で,世にも悲しいメロデイーの戦没者を悼む歌の数々を演奏します。

ロンドン塔の庭に戦没者と同じ数と言う数百万の陶製のポピーが毎日植えられ,色彩豊かな式服を着た式典係が戦死者の名前を読み上げます。そう言う式服,アナウンスの荘厳な響き,黒服に赤いポピーだけを胸につけた女王の悲しそうな表情,王室の男性は全員儀式用制服と改めて英国の式典に対する伝統の重さを感じました.こう言う場所では首相達の背広姿が,いくらサビルロー仕立てとか言っても何ともちゃちに映ります。勲章やあらゆる飾り,刺繍に金モールなどをおそらく手作りする商売が延々と何百年もしっかり成り立っているのも伺えます。
そして赤いポピーの花は戦死者の血を象徴するとお墓に植えるようになったのが始まりだそうですが,これだけの数を眺めると震えが来てしまいます。


その赤いポピーにマッチしたタイを締め,白髪とヒゲが何とも上品なサザーランドは
「カナダ人もしっかり「リメンバランス デイ」(戦没者記念祭)をします。それどころか、英国はカナダやオーストラリアと言った元植民地の兵を一番危険な戦地に送るから,大勢のカナダの兵隊は戻って来なかったのだよ。私も祖国カナダの為に祈りを捧げます」
と悲しそうな表情を見せてました。


サザーランドは1935年7月17日カナダのブランスウイック生まれですから現在79歳,この日は話している時はそれほど感じなかったのですが後で写真を見るとほとんど全部に焦点の定まらない表情を見せてます.いつもダンデイーで洗練されたスタイルを決めているだけに,気がかりです.少し前の写真ではこんなにエレガントで,しっかりポーズも決めてました.そのひとつ前には黒い眼帯をして現れ,目の手術をしたと言ってましたが,そのアイパッチさえもがおしゃれで、さすがだと感心させられたのに。
「何百回と映画や舞台に出て来たが,今でも本番前になると吐き気がするのだよ」
と白状していたように,やはりたまには疲労が前面に出てしまうのでしょう。
この日のロンドンは冷たい雨が降り,風もあって,ポピーの花畑はぞわぞわと揺れてました。



ロンドン塔 ポピーの花は戦地の血を象徴しています。
2012 「ハンガーゲーム」第1章

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