SERGIO MENDES

SERGIO  MENDES

ブラジルの有名なボサノヴァのミュージシャン,セルジオ メンデスにフロリダのマイアミで会いました。
1960年半ばに出現した「ブラジル66」のサウンドは甘く切なく,エキゾテイックで,日本でも大人気でした。「マシュケナダ」「コンスタント レイン」「ザ フール オン ザ ヒル」「ルック オブ ラヴ」などなど懐かしいでしょう!
英語でない歌は,勝手に解釈して,めちゃくちゃに歌ってましたが,例えば「バナナボート」など “デーオ,イデデーオ,今月タリマン,足りなきゃバナーナ!” など全く分からないままに叫ぶのは,妙に楽しいものでした。
ブラジルの歌手たち,アントニオ カルロス ジョビン、それからアストラード ジルベルトと言う女性歌手の歌も覚えやすいメロデイーで,ブラジルのサンバのリズムが初めて日本に上陸した頃です。

1941年2月11日ブラジルのリオ デ ジャネイロ生まれのセルジオは、小さい頃はクラシックのピアノを学んでいたそうですが,50年代に台頭したボサノヴァにすっかり熱中して、ローカルのクラブのジャズバンドに参加して,アメリカのジャズ ミュージシャンたち,スタン ゲッツやデイジー ジレスピーとの交流も始まり,一気に有名になって行きます。
2011年に「リオ」と言うアニメのオリジナル曲でアカデミー賞を受賞,そして続編「リオ 2」の時のインタヴユーに現れたのです。公式の場に来る前に,ロビーあたりで彼に会ったのですが,マイアミにごまんといる,キューバあたりの観光のおじさんみたいな、全く有名人のオーラを放っていない事に感心しました。そしてインタヴユーでも口数も少なく,恥ずかしそうと言うより,音楽で雄弁に語れば充分、と言う自信と誇りが感じられたのです。
監督もブラジル出身のカルロス サウダナ,声を担当するスターのひとりも二枚目ロドリゴ サントロとさすが「リオ」を舞台にしたアニメだけに,ブラジル サウンドが強烈な効果を上げてました。
その夜のパーテイーはリオのカーニヴァルをイメージして、羽飾りの美女が妖しく動きまり、その羽根がフワフワと飛び交い,舞台ではセルジオが激しく指揮を取って、それはそれはマシュケナダの夜でした。
2014  「RIO 2」






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