JILL SCOTT

JILL  SCOTT

ジル スコットは「クイーン オブ ネオ ソウル」と言うタイトルを持つジャズ、R&B,ヒップホップの歌手ですが
女優としても大変な才能を見せています。
音楽界での活躍は聞いていましたが、初めてジルを見たのはユニークなテレビシリーズの「ナンバー ワン レイデイーズ デテクテイヴ エージェンシー」(一番の女性探偵社)(2008ー09)で主演の肝っ玉女性刑事を演じた時でした。アフリカのボツワナが舞台で,殺人はもとより、エイズから家庭内暴力,などを扱った女性のパワー全開の楽しい犯罪ドラマでしたが、残念な事に2年で終わってしまったのです。
「フィラデルフィア生まれの私が初めてアフリカに行って,何もかもが珍しくて、現地の文化や慣習を見聞きして,撮影は死に物狂いだったけれど,凄い量の知識を得たのよ。自分のルーツを知れば知る程に,アフリカのパワーを実体験出来たわね。歌う事も楽しいけれど,演技をするのは又違ったスリルがあって,舞台のパーフォーマンスの延長でもあるから女優としてもずっと頑張りたい」
と言ってたのは09年の会見でした。
1972年4月4日にペンシルヴァニア州のフィラデルフィアに歌が大好きな家に生まれ,アレサ フランクリン,サラ ヴォーン,マイケル ジャクソンのボーカルを真似しながら成長したそう。特に祖母は毎日,ジルをお風呂に入れる時歌を歌ってくれて,一緒に大声で合唱したのが今成果を表していると笑いながら言ってました。
2014  GET ON UP
テンプル大学で教師課程を取ったものの,どうしても音楽の世界で身を立てたいと退学。
03年と07年には見事にグラミー賞を受賞,押しも押されぬソウル歌手になったのです。
映画初出演は「ハウンドドッグ」(07)でのビッグ ママの役,それから黒人監督 タイラー ペリーの映画のレギュラーとなります。
「マグノリアの花たち」と言うジュリア ロバーツやサリー フィールドの89年の映画の黒人版リメーク「ステイール マグノリア」(12)に黒人スターのクイーン ラテイーファやアルフレ ウッダードと共演して,しっかりと演技力を認められたのでした。
「ゲット オン アップ」(14)では,歌うシーンなど全く無いジェイムス ブラウンの妻の役をがっしりと支えて、熱演ています。
クイーン ラテイーファもそうですが歌手の舞台でのパーフォーマンスがお芝居の演技にも発揮されて,より自然な役作りが出来るのではないかと見て取れます。


「ゲット オン アップ」(14)でのチャドウイック ボスマン(ジェイムス ブラウン)と妻役のジル スコット

2012 STEEL MAGNOLIAS 右からクイーン ラテイーファ,ジル スコットとアルフレ ウッダード

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