A CRY IN THE DARK (1988)

A  CRY  IN   THE   DARK  ( 1988 )

メリル ストリープとサム ニールがオーストラリア人の夫婦で,ノザーン テリトリーにあるアイヤーズ ロック(今はウルルと呼ぶそうです)の麓でキャンプしていた時,赤ちゃんがいなくなり,母親は現地の野生の犬,デインゴが連れ去ったと主張したものの,充分な証拠が無く,メリル扮するリンゼイ チェンバーレンは有罪の判決を受けます。
これを映画化したのが「ア クライ イン ザ ダーク」
(88)(暗闇の叫び声)と言うオーストラリア人の監督,フレッド スケピシとニユージーランド人のサム ニールで、スターのメリルはお得意のアクセント物真似でオーストラリア人になりきっています。真っ黒な髪のカツラときついメークで,リンゼイの違和感を演出。

原作はジョン ブライソンと言う1935年にメルボルンに生まれた元弁護士で、「イヴィル エンジェル」と言う原題でした。1980年に実際に起こった事件を調査し,大きな反響を呼び起こし,30年後の2012年に大人が近くの山でデインゴに殺され,捜査が再開され,デインゴが殺人をする立証となりました。

同じ苗字のビル ブライソン (BILL   BRYSON )の事を知ったのはオーストラリアに住む友人からで、こちらのビルはアメリカ生まれ(1951年)ですがずっと英国暮らしのリポーターとしてユーモラスなスタイルで知られてます。まことに愉快なオーストラリアの紀行本「ダウン アンダー」(2000)を刊行。今まで4回程オーストラリアを訪れてますが,この本を読むと遠く離れた広大な国のへんてこりんな現象や生き物がゾロゾロと出て来て、特に10メートルぐらいある虫のページは今思い出してもぞーっとします。オーストラリアに行かずともぜひ読んで下さい。アングルがユニークな観察力が素晴らしいのです。

デインゴ
オーストラリアを舞台にした映画の傑作は色々ありますが,これは後味の悪い,しかし忘れられない犯罪 ホームドラマでした。
1988 フレッド スケピシ監督とサム ニール。メリルとの写真も何処かにありますが。






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