KEN WATANABE

KEN   WATANABE

初めての日本人スターの登場です。「ラスト サムライ」(03)で紹介するとき「ケン タカクラ!」と少し前まで何度かハリウッドに来た高倉健と間違えてしまいました。「ケンタッキーと覚えられてしまった」と高倉さんは苦笑いしてましたが、義理堅い方でその後10年以上もクリスマスカードを送ってくれました。
こちらに居ると名前がすべてローマ字なので渡辺健と書いてしまい,あとで謙の方だったと思い出したり,同国人の俳優が来ると数倍 骨が折れます。
渡辺謙さんにはウエスト ロスアンジェルスの日本人マーケットなどでもばったり会っては
お料理が大好きで餃子など大量に作ると聞いていたので,食べたいなーなどと思ったりしました。

次に「芸者さゆり」(05)でインタヴユーし,「硫黄島からの手紙」(06)に続いて,今回は「ゴジラ」(14)でゴジラが地球を救ってくれる!と説いて駈け回る科学者の役を演じています。何故かニユーヨークで会見しました。
颯爽と入って来て,固い握手,背が高いのとラフなグッドルックスが現代の三船敏郎の存在にしている感じで,演技も荒削りな面が見えますが,それも男らしさにつながるのでしょう。軽い会話英語で通すのもご愛嬌です。現場のクルーや共演者と話す分には充分でしょうが。

しばらくハリウッドから遠ざかっていたのは、
「3月11日の地震の後,どうしてもハリウッドに来て映画に出る気になれなかった。救助活動に励み,震災をテーマにした映画に取り組み,やっと今,ハリウッド映画に出る事が出来るようになった」
と説明していました。
「アンフォーギヴン」の日本版をクリント イーストウッドは見ましたか,と聞くと、
「あなたは見ましたか?」と逆に質問されて、
「まだです」と白状。
「しっかり見て下さいね」
「ハイ、飛行機で見るかもしれません」
「クリントはちゃんと見てくれて,おまけに僕らの努力を励ましてくれる手紙までくれたのですよ」
その時の会話を近くで写真に撮ってくれたのでお目にかけましょう。
日本版「アンフォーギヴン」のポスターを見て,余りにイーストウッドのオリジナルとそっくりで仰天して以来,見たいと思っているのですが米国公開は無いし,日本に行った時には映画館に行く時間は無いしだったのです。

細かい事にこだわらない太っ腹なタフガイのイメージですが如何なものでしょうか。アメリカ人の女性はこぞって,ケンはセクシーだ!などと騒いでいます。

1959年10月21日新潟生まれの54歳。脂の乗り切ったベテランの風格が頼もしい謙さんでした。







2014 「ゴジラ」

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