MATTHEW MACFADYEN

MATTHEW     MACFADYEN


マシュウ マクファイジェン と読みます。191センチの長身と厚い体に大きな頭の巨漢にして、演技力も体に正比例して上手な英国人俳優。余り人気映画などには出て来ませんがキーラ ナイトリー主演の「プライドと偏見」(2005)では英国人娘の憧れの存在、ミスター ダーシー役で男性的魅力を存分に発揮しました。

マシュウはもちろんRADA(英国王室演劇アカデミー)92年に卒業の舞台俳優として尊敬されていますが、私めの大好きなスパイ シリーズ「MI−5」(2002−2011)と言う長い人気テレビ番組で、シャープな英国女王御用達の秘密使命を励行するスパイ役を演じて来ました。
彼自身大変なジョン ルカレ(英国スパイ小説家のナンバーワン)の大ファンなのだそう。

マシュウは演劇コーチの母親と石油会社重役の父のもと英国はノーフォーク州のグレート ヤームスに、1974年10月17日(おお、わたくしと同じ誕生日!)に生まれましたが、父親の仕事の関係で長いことインドネシアのジャカルタで過ごし、その他の石油産出国を転々としたと言います。

テレビ映画の「嵐が丘」(98)に出たり,例の「MI−5」では、撮影中、共演の女優、キーリー ホウズに雨の中でプロポーズしたのです。それだけでもドラマテイックなのに、実はキーリーには許婚と彼の間に息子がいるという不可能に近い状況だと言うのに,敢て求婚し、そして二人は晴れて結婚したのですから。

マシュウにはそう言うバイロンのような大詩人のロマンテイシズムが感じられ、役の上でも、その、そこはかとない哀しさがプラスになって、見るものの心を揺さぶるのでしょう。

「三銃士」(11)では勇ましいエイトスの役をフェンシング技も麗しく演じていますし、又もやキーラ ナイトリーと共演の「アンナ カレニーナ」(12)ではウロンスキーの役、テレビシリーズ「エニー ヒューマン ハート」(2010)でも良い味を見せ、現在は、時代劇テレビ シリーズ「リッパー ストリート」(12−)、ジャック ザ リッパーに由来した題名、では頼りになる刑事を凛々しく手がけています。


「テレビをずっとしていると心も体も腐ってしまいそうにで、
2005「プライドと偏見」ロンドンで。


ほんものの病気になりそうになる。だから精気を養い、実物の俳優に戻るために舞台を続けている。映画も外国映画なら僕の創造性を刺激してくれるが、殆どの映画はどうもね」

と本音を吐くあたりがかっこ良いのです。

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