GWENDOLINE CHRISTIE

GWENDOLINE   CHRISTIE


先日小人のスター,ピーター デインクリッジを紹介してすぐ,今度は正反対の巨人の女優、グウエンドリン クリステイーに会いました。6フィート3インチ,193センチと言う背の高さで,おまけにしょっちゅう8センチぐらいはあるハイヒールの靴を履いていますから,2メートルのアマゾネスなのです。
ハリウッドのスターでは、ジーナ デイヴィス、ウマ サーマン,シーゴニー ウイーヴァーに英国のジャネット マクテイアがそれぞれ6フィート以上の身長と言われてますが、グウエンドリンはもう頭が雲の上にあるようです。載せた写真の中にタクシーの中での彼女のまさに足の置き場所の無いスナップがありますが、普段の生活でも、もろもろのトラブルがありそうで、同情に耐えません。最もこの身長の為に女戦士やユニークな役が回って来るのでしょうが。

まだまだ有名ではありませんが,小さい時は体操の選手を目指していたそうで、怪我で断念したそう。そのままこのサイズであの限られたマットの上で飛んだり跳ねたりしたら凄い迫力で,見ものでしたでしょうが。

生まれたのは英国のサセックス,1978年とあります。演劇を学ぶ為にロンドンのドラマ センターに通い,余りの背の高さの為に男とも女とも着かない役が多かったこと。「無性の人間の気分が続いた。小さい時から背が異常に高い為に学校ではいじめられ,外では変な目で見られっぱなしだった」などとも言ってます。
そこにポリー ボーランドと言う異色カメラマンが現れ,2002年から2008年まで,グウエンドリンの色々な姿を撮影し、特に「バニー」と題した写真集での,ウサギのお面をかぶって全身を桃色のタイツで覆った,のっぽウサギの写真は注目を浴びたそう。その他に全身ヌードの写真も多く,このプロセスでグエンドリンは,最初はショックを味わったものの、自分の体に対するコンプレックスが無くなり,女性として自信を持って言動するようになったのです。
エキセントリックなテリー ギリアム監督の「DR。パルナサスの鏡」(09)や「ゼロ セオレム」(13)にも出ていますし,「テレビシリーズゲーム オブ スローン」(2011−)ではタースのブリエンヌと言う役で活躍中。
体のサイズに似合わず,非常に緩やかな中に敏捷さを見せる動きをする才能を持っている、と評論家に賞賛され,ますます張り切って闊歩しているようでした。




「ゲーム オブ スローン」の2014年版

ドイツ人のアンケはわたくしと同じ身長。

2014「ゲーム オブ スローン」

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