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Showing posts from March, 2014

GWENDOLINE CHRISTIE

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GWENDOLINE   CHRISTIE 先日小人のスター,ピーター デインクリッジを紹介してすぐ,今度は正反対の巨人の女優、グウエンドリン クリステイーに会いました。6フィート3インチ,193センチと言う背の高さで,おまけにしょっちゅう8センチぐらいはあるハイヒールの靴を履いていますから,2メートルのアマゾネスなのです。 ハリウッドのスターでは、ジーナ デイヴィス、ウマ サーマン,シーゴニー ウイーヴァーに英国のジャネット マクテイアがそれぞれ6フィート以上の身長と言われてますが、グウエンドリンはもう頭が雲の上にあるようです。載せた写真の中にタクシーの中での彼女のまさに足の置き場所の無いスナップがありますが、普段の生活でも、もろもろのトラブルがありそうで、同情に耐えません。最もこの身長の為に女戦士やユニークな役が回って来るのでしょうが。 まだまだ有名ではありませんが,小さい時は体操の選手を目指していたそうで、怪我で断念したそう。そのままこのサイズであの限られたマットの上で飛んだり跳ねたりしたら凄い迫力で,見ものでしたでしょうが。 生まれたのは英国のサセックス,1978年とあります。演劇を学ぶ為にロンドンのドラマ センターに通い,余りの背の高さの為に男とも女とも着かない役が多かったこと。「無性の人間の気分が続いた。小さい時から背が異常に高い為に学校ではいじめられ,外では変な目で見られっぱなしだった」などとも言ってます。 そこにポリー ボーランドと言う異色カメラマンが現れ,2002年から2008年まで,グウエンドリンの色々な姿を撮影し、特に「バニー」と題した写真集での,ウサギのお面をかぶって全身を桃色のタイツで覆った,のっぽウサギの写真は注目を浴びたそう。その他に全身ヌードの写真も多く,このプロセスでグエンドリンは,最初はショックを味わったものの、自分の体に対するコンプレックスが無くなり,女性として自信を持って言動するようになったのです。 エキセントリックなテリー ギリアム監督の「DR。パルナサスの鏡」(09)や「ゼロ セオレム」(13)にも出ていますし,「テレビシリーズゲーム オブ スローン」(2011−)ではタースのブリエンヌと言う役で活躍中。 体のサイズに似合わず,非常に緩やかな中に敏捷さを見せる動きをする才能を持っている、と評論家に賞賛

STEVE GUTTENBERG

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STEVE   GUTTENBERG ステイーヴ グッテンバーグは「コクーン」(85)や「ポリス アカデミー」(84)、「スリー メン アンド アベイビー」(87)などの軽いドラマでタイトルの上に名前が載るほどに有名で人気のあるスターでした。キュートな丸顔に,愛嬌たっぷりな表情、近所の優しいお兄さんと言うタイプで日本の映画雑誌にもたくさん記事が載っていた筈。 さて今、彼はどうしているかと調べたところ,ブロードウエイの舞台に出たり,数々のストレート トウ ヴィデオ(完成して劇場公開無しにヴィデオになる映画)に出演,その上若者のホームレス救助活動にも励んでいる様子。 1958年8月24日にユーヨーク州のブルックリンに生まれ,電気技師の父親のもと,ユダヤ系の家族の中で育ち,俳優を目指してジュリアード音楽院で名優ジョン ハウスマンの講義を受けたりし,最初の頃の映画が、当時テイーンの心を揺さぶった「ダイナー」(82)でした。とびきりハンサムなミッキー ロークにケヴィン ベイコン,ダニエル スターンと現在はとうに50歳過ぎのベテラン俳優たちの30余年前の若さとみなぎるエネルギーが今も思い出されます。 軽食堂のダイナーと言う言葉を知ったのもこの映画からでした。バリー レヴィンソン監督はボルテイモア出身で,この映画もそうですがボルテイモアの庶民的なローカル色を鮮やかに見せてます。そしてステイーヴはより美男のミッキー達より上のトップビリング(つまり主演スター)なのでした。 次はお馬鹿な若者たちが繰り広げる警官学校でのコメデイー「ポリス アカデミー」でシリーズとなる程の人気を得て,ステイーヴはかなり有頂天になった兆しを見せます。 そして、おひげのトム セリック,長い顔のテッド ダンセンとステイーヴが独身トリオで、ここに赤ちゃんが現れるという喜劇映画「スリー メン アンド ベイビー」。これも大好評でシリーズとなりました。 「ショート サーキット」もアリー シーデイーと言う当時の人気青春女優を相手に,軽妙な演技を見せてます。 「アンダードッグ(負け犬)の君たち!何時もびりで、ルックスも悪く,頭も悪いと思って,尻尾を巻いているだろうが、やる気を出せば,君たちもヒーローになれるんだ!だから挑戦を続けろ!」 といったいエールを送ったのもころころでしょう。彼自身ルックス

JIM CAVIEZEL

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JIM   CAVIEZEL ジム カヴィーゼルはハリウッドで,至極真面目に,カトリック教の教えを守り抜く為に,ベッドシーンを拒否すると言う敬虔な信者なのです。顔からもその頑固な,信念が覗けます。この変わった名前はスイスの昔の名前だそう。レネー ゼルウエガーの苗字もスイスのものだと言いますから。 1968年9月26日ワシントン州マウントヴァーノンに5人兄妹のひとりとして生まれたジムは,家族全員がカトリックの信者として育ち、特にジムは教会に通い,聖書の教えをひもといたという勤勉な少年でした。 バスケットボールが好きで,一軍選手となって将来はプロバスケを志したものの大学の2年の時に怪我で断念,俳優に転向しようと「マイ プライヴェート アイダホ」(91)のオーデイシヨンを受け,端役を得て,力づけられたもののなかなか大きな役は回って来ず,テレンス マリック監督の意欲作「シン レッド ライン」(98)で主役という幸運に恵まれました。映像美とオリジナリテイーで知られるマリック監督は主役と名指した俳優の場面をカットしたり,全く予期出来ない映画作りをすることで有名で,ジムはその,男らしい真剣な表情と新鮮な演技を買われたようです。 この頃(97年)ケリと言う妻を得て,中国の僻地から難病の子供を3人も養子に迎えるというキリスト教信者ならではの行為をとり,ハリウッドのグッドルッキング スターと注目されても,いやいやと首を振って,スターメイキングなどに全く興味のない姿勢をとってました。 「オーロラの彼方へ」(00)や「モンテクリスト伯」(02)などに主演し,「ハイ クライムズ」(02)で共演の美人女優,アシュレー ジャッドとベッドに入るシーンを自分の宗教心を破ると拒否して,一時はハリウッドで騒がれたりもしました。 メル ギブソンもハリウッドの中でカトリック信者の姿勢を貫く事で知られていますが(少なくとも自宅の敷地に教会を建てたり,7人だか8人の子供を作ったり)、彼が監督を手がけた「パッシヨン」(04)でジムは主演のジーザス キリストの役を得て,ふたりのカトリック信者の熱気溢れるコラボレーシヨンが始まったのです。 「キリストの役を演じる為にまず自宅のプールの中で毎朝歩き回って、心身の準備をした。撮影中にキリストと自分のイニシャルが同じ,年齢も33歳と同じと発見して,身

LISA KUDROW

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LISA   KUDROW 人気テレビシリーズ「フレンズ」(94−2004)でお馬鹿なブロンドのフィービーを好演して,何度も賞を獲ったリサ クードロウ。 そのブロンドおばかさん「ダムブロンド」(その典型がマリリン モンローやジエーン マンスフィールド)のイメージは巧みな演技力によるもので、ほんもののリサは,全米指折りの偏頭痛の権威の医者の父の後を継ごうと名門ヴァッサー大を優等で卒業,そして偶然会った兄貴の友人の喜劇俳優に触発されて女優になったのでした。その兄貴は今神経科の著名な医師なのですと。 1963年7月30日カリフォルニア州のエンシーノに生まれ,隣街のターザナ(ターザンの作者が住んでいてついた名前)で育ったリサは苗字からも察せられるように,ユダヤ系で,祖母と祖父はナチの収容所で殺されたそう。ほらパルトロウと言う似た響きの名前もユダヤ人の苗字です。 裕福なユダヤ人の子息たちはユダヤ鼻を小さいうちに手術してなおすのが慣例だそうで,リサも高校に入る前に鼻を矯正し,173センチの長身も手伝ってすっかり自信を取り直して,テニスのチャンピオンになりました。 「それまでの私は、みんなにのけ者にされて,金魚の糞みたいに付いて行っては,邪魔者扱いされて,たまには引っ叩かれたり。だから手術は私の人生をすっかり変えてくれたの」 ニックネームがスマートだったそうで,やはり中身があってこそ、外見の改良がより効果を上げたと受け取りましょう。いくら手術をしても,リアル ダムブロンドだったら、人柄が成長せず,冴えないままでしょうから。 ほとんどの高学歴女優は,積極的に、と言うか,にきにきと楽しそうに,お馬鹿ガールや娼婦の役を巧みに演じて、賞等引っさらいます。 1997「ロミートミッシェルの場合」 ジョデイ フォスターの「告発の行方」とか。ミラ ソルビーノもハーヴァード大の優等生で,このミラとリサが共演したのが「ロミーとミッシェルの場合」(97)と言うコメデイーで。高校生の時は二人とも全くぱっとしない女の子,卒業10年記念の同窓会リユニオンに,今だに鳴かず飛ばずのふたりは成功したキャリアウーマンのふりをして、話をでっち上げて参加するという,とびきり楽しい喜劇でした。 翌年の「オッポジット オブ セックス」(98)でもシャープな存在を見

RUSSELL CROWE # 2

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RUSSELL    CROWE   #2 この4月7日に50歳!になるラッセル クロウ。何となく数年前に50歳になったような,超ベテランの貫禄のスターですが,今日(3月28日)公開の主演作「ノア 約束の舟」ではアカデミー賞を獲った「グラデイエーター」(00)の豪快な役に匹敵の旧約聖書,創世記のノアの方舟のノアを演じています。 巨大なポスターのラッセル扮するノアが何とも真っ黒で野蛮な,ローレンス フィッシュバーンかデルロイ リンドーみたいに見えるのですが,彼自身は「僕に文句を言う権利はないしなー」と些細なことにこだわる男じゃない、と言うスタンスをアピールしていました。 妻役はジェニファー コネリー。 初めてラッセルに会った時のことなどは以前のブログで書きましたが,少し前の写真を見ると(お互いに)細かったこと!  体重も貫禄も増え,髪は薄くなった今は、世界のダイナミック スターのナンバーワンではないでしょうか。それほど大柄でもないのに,ラッセルが画面に登場すると周囲の人々が小人のように小さく見えてしまう。このオーラと言うのか,パワー存在感は大したものです。もっと小柄のメル ギブソンにも備わってますが。 何が素敵かというと全く媚びないで,言いたい放題,それでいて,筋が通っていて,それなりの教養と心遣いが感じられることです。 そして権威が響く,低い声も彼の財産でしょう。 一緒にいるといつ爆発するか分からない熱い性分もスリリングで、余り気楽にはなれませんが,その分余りある魅力が溢れています。かき集められる範囲で昔の写真を並べてみました。20年前にオーストラリアでとった歴史的ショットが見つかると良いのですが。 2014     NOAH

JOSH DUHAMEL

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JOSH   DUHAMEL 最近のアメリカ人俳優の中ではぴかいちの美男スターのジョッシュ デユアメルは、元フットボール選手で、モデル出身のオールアメリカンの健康的で,ストレートなルックスが爽やか。 日本の阿部寛とか福山雅治に通じる美形故に,どこかで俳優としては軽く見られてしまうタイプです。苦労しなくても仕事が入り,女性にもてると言う先入観がネックになるのでしょう。おまけに男性モデル出身と言うとさらにやっかみもあるでしょうし。 1972年11月14日,ノースダコタ州のミノットに,広告会社の父と高校教師の毋,3人の妹と言う家庭に育ち,ミノット大学ではフットボール選手として活躍、生物学を専攻,将来は歯科医になりたかったと言います。 フランス系で,ノルウェーとドイツの血も混じっているそう。建築現場で働いている時に(とかく体の良い男性は,こう言うスポットで見つけられます)スカウトされてモデルに。既に成績が思わしくなく,歯医者は断念していました。 しばらくはテレビの昼メロで軽い役を演じます。ハンサム若手の登龍門が,アメリカで言う,デイタイム ソープドラマ(石けんの広告が多かったから),昼メロのもろもろの女性たちに悩ませられる若者の役なのです。 その美貌を買われて,「ドリアン グレイの肖像」(04)と言う映画に出ますが,全く映画はものにならなかったよう。写真集ならドリアン グレイのテーマでもっと良いものが出来たでしょうに。中西部のフットボール選手にしてライフガードだったスポーツマンが、魂を売って,美しさを保つ、と言うオスカー ワイルドのドラマはちと経験,感性不足であります。 すぐに「アイドルとデートする方法」(WIN A DATE WITH TAD HAMILTON)(04)と言うロマコメに出ます。192センチの長身と甘い顔に低い声が女の子を得る二枚目役にぴったりでした。 それからは軽い青春映画に続々と出て、経験を積み,SFアクシヨンの「トランスフォーマー」シリーズ(07と09と11)ではレギュラーとして鋭い動きを披露、「ラモーナのおきて」(10)などの恋愛ドラマは飛行機などで見るのに最適の安全で,筋などよりも美男美女の表情を見ているだけで、適度に満足出来ます。 最近の「セイフ ヘイヴン」(13)も緑濃い農園で,チェックのシャツにジーンズのジョッシュが

PETER DINKLAGEPE

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PETER   DINKLAGE ピーター デインクリッジはおそらく世界で最も有名な小人の俳優でしょう。名前はドイツ語読みですと「デインクラーゲ」だそうです。 少し前に,ヴァーン トロイアーと言う小人俳優が「オーステイン パワーズ」シリーズに「ミニ ミー」と言う主役のマイク マイヤーズのミニ版を演じてましたが。 1969年11月6日にニユージャージー州のメンドハムに生まれたピーターは,両親も兄弟も全員,普通の体のサイズで,ピーターひとりが,小人だったのです。 「小さい時から,いやと言うほど小さい体を指摘され,凝視されてきた。暗い隅っこに行って,体をちじめて,隠れるか、それより、これを克服するには誇り高く,小人のサイズを鎧のように身に付けて,頭を掲げて立ち,他人に立ち会う。それが僕の勲章だとね」 それに彼の頭はとびきり大きくて,彫りの深い立派な顔つきをしています。 以前「オズ はじまりの戦い」(13)と言うジェイムス フランコ主演の映画のデトロイトの撮影現場を訪れた時,広いスタジオを埋め尽くす何百人を言う小人を見て,仰天し、トイレや楽屋、ところ構わず,踏み台が置いてあって,おまけに数人の小人の俳優たちは,頭も手も小さく,全てがプロポーシヨンの取れた,まさにお人形のような小人で,小人の種類を目の当たりにしました。子役の労働時間が限られているので,夜中の撮影のときなどに小人をスタンドインに使う習慣は度こにでもある為、数人の小人が居る撮影はよく見ましたが,あれ程大勢の集団を見たのは初めてで,大変な目の供養となりました。 さてピーターに初めて会ったのは,「ステイシヨン エージェント」(03)と言う彼が主役で,パトリシア クラークソンが共演する心がこもった映画に出た時。サンダンス映画祭で好評を得て,ピーターは一躍,スターになったのです。 知的で,プライドに溢れたピーターの顔を見て話をしていると4フィート5インチの体のことなど気になりません。と言うより彼の存在感に圧倒されたほどでした。 次は「ナルニア物語:第2章:キャスピアン王子の角笛」(08)の時。ロンドンでの会見でしたが,役の上でも見事に英国人のアクセントをものにして,シェイクスピア俳優の威厳が漂ってました。 父親は保険のセールスマン,母親は音楽教師とミドルクラスの,テレビなど置いてない高い文