PATRICIA ARQUETTE

PATRICIA  ARQUETTE


アーケット一家はシカゴを拠点とする演劇一家で、両親は共に舞台俳優、父親はイスラム教に改宗,母親は、ユダヤ人でポーランドのホロコーストの生き残りの娘、と言う聞いただけでも複雑そうな家に、ロザンナ、リッチモンド,アレキシス、デヴィッドと言う全員俳優、女優の兄妹の3人目としてパトリシアは1968年4月8日に生まれました。誰もが一風変わった曲者の俳優たちで、パトリシアも例外でなく、15歳で家出、既に女優として独立していたロザンナのところに行ってもろもろのオーデイシヨンを受ける生活に。
そして「ナイトメア オン エルム ストリート第3弾」(87)で胸が締め付けられるような悲鳴を上げるスターとして注目されます。時に彼女は19歳。
20歳になってすぐボーイフレンドのポール ロッシとの間に息子が出来て、エンゾ ロッシと名付けられます。
「トルー ロマンス」(93)はタランテイーノが脚本を書木,トニー スコット監督の若者暴力恋愛ドラマで、ここでパトリシアは威勢の良い主役を演じて、注目を得ます。
この頃の彼女は、インタヴユーでもまともに答えず,体をゆらゆらさせながら、宙を見つめているような眼で,勝手な事をしゃべっていました。つかみどころの無い、それでいて憎めない、売れっ子になろうなどとしないあたりが新鮮な存在が又、売れてしまうのです。

1995年にはこれも又変人で知られるニコラス ケイジと結婚、ふたりでお化け屋敷のような家を買って,寝室のベッドの飾りが巨大なゴキブリ(違う虫かもしれませんが)と言った生活を送ったのです。ふたりはすぐに別居して、01年に離婚しています。

パトリシアの映画キャリアは忙しくなり「ビヨンド ラングーン」(95)や「フラーテイング ウイズ デイザスター」(96)などの話題作にどんどん出るように。
97年には母親を乳がんでなくし、以来ガン撲滅運動に励んでいます。

157センチと小柄なのに,やけに胸が大きくて色っぽく,あどけない表情と悪女っぽい顔が交錯するルックスも現代の歪みを持った女性の役にぴったりなのでした。

俳優のトーマス ジェーンと06年から2011年まで結婚、ふたりの間には娘が独り生まれたそう。

最近はテレビシリーズ「メデイアム」(05−2011)での霊媒を見る女性の役、「ボードウオーク エンパイア」(13)でのバーテンダーのゲスト役などで相変わらず、異色の存在を見せてます。
1993「トルーロマンス」






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