JULIA STILES

JULIA   STILES

ジュリア スタイルズは若手女優の中でも,人気に媚びず,嫌な事には、しかめ面も辞せずのマイペースで、おまけに演技力も抜群。わたくしのごひいきのひとりですが,何とせん,へそ曲がりが前面に出ているところが,あまり売れてない理由なのでしょう。
「ボーン アイデンティティ」(02)で主役のマット デーモンを追うCIAエージェントの役で,可愛くて若く見えるくせにしたたかな女性と言う面を上手に見せてました。

1981年3月28日 ニユーヨーク生まれ,父親は教師で母親は芸術家と書いてあったり,ビジネスマンと書いてあったりしますが,きっと後に職業を変えたのでしょう。ともかくグリニッチ ヴィレッジの芸術的な雰囲気に溢れた環境で育ったジュリアは,小さい時から舞台に出るのが大好きなませた女の子だったよう。11歳の時にオフブロードウエイのステージでシェイクスピア劇を演じたと言いますから。

13歳のとき「インタヴユー ウイズ バンパイアー」(94)ではオーデイシヨンに最後まで残ったものの同じように,ちょっと自己主主張の強いタイプのキルステン ダンストが主演のブラッド ピットとキスをする少女の役を得たのです。
映画デビューは「プラトニック ゲーム」(96)でしたが、初主演の「ウイッケッド」(98)が映画祭で評価を得て,ジュリアの映画キャリアが始まりました。
「恋のからさわぎ」(99)(現題、10 THINGS  I HATE   ABOUT YOU」,シェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」がベースのストーリー,はヤングにヒットした洒落た映画、
翌年はイーサン ホークが主役の「ハムレット」(00)でオフェーリアの役、「O」(01)は現代版オセロのドラマでジュリアの役はもちろん,デスデモーナとシェイクスピアの映画化が多かったのも彼女の舞台の経験がものを言ったのでしょう。


ルックスはブロンドで,可愛い声で話しそうなのに,彼女の声はぐんと低くて,渋いのも不思議な魅力となっています。

「ボーン」シリーズ3本(2002,2004,2007)に出て,マット デーモンをそれとなく助ける,タフでいて,情もあるニッキーと言うスパイの役を手がけ、
大学も終えないとアナ パキンと同じ時期にコロンビア大に通って、英語学を専攻して2000年にしっかり学位も得たそうです。

ジュリア ロバーツが教師になって,若い女学生たちを教える「モナリザ スマイル「(03)でもきりりとした,鼻っ柱の強い学生を演じて,光っていました。


2009年デヴィッド マメットのヒット舞台劇「オリアーナ」の舞台がロンドンのウエスト エンドで上演された時には,ジュリアがタイトルロールのオリアーナを演じました。

熱狂的なニユーヨーク メッツのファンで,2006年5月6日にはメッツのファン デーに招かれ,始球式のピッチャーの大役を受け,ところがあいにく大雨が降り,スタートが遅れ,このときウイリー ランドルフ監督が寄って来て,ちゃんと投げるのだぞ!とプレッシャーをかけて来た,不安と恐怖が増してしまった、とあとで告白。数々の舞台を踏んでも,大球場でプロの大選手相手のピッチングは全く違うパーフォーマンスだったのでしょう。結果はオーケーだったそう。
最近の映画では「世界にひとつのプレイブック」(12)で主役のジェニファー ローレンスの厳しいお姉さんを演じて,相変わらずの的確な演技を見せています。



2006 OMEN








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