GEMMA ARTERTON

GEMMA   ARTERTON

ジェマ アタートンはイギリスの演技派女優。と言うと地味で,控え目,飾らない,などなどの形容詞が思い浮かびますが,まさにその通り。背は高く,ルックスも個性的,声も透明で,発音も明確と美人スターの条件は整っているものの,彼女自身が,敢てスターになりたくないと頑張っているのです。
1500人の中から「007/慰めの報酬」(08)のボンドガールに選ばれ,ストロベリー フィールズ(ボンドガールの名前のふざけ加減は調べると実に面白いです。とってもセクシュアルな名前がほとんどですが)と言う女性の役を得ます。「タイタンの戦い」(10),「プリンス オブ ペルシャ/時間の砂」(10)と3本もの映画が2010年に公開など、のハリウッド大作の姫君などの役を演じているにもかかわらず,名前も顔もほとんど知られてません。
2010年のもう一本、英国人の愛読漫画本「タマラ ドウルー」(10)ではお転婆なタマラを演じて,可愛い面も見せてました。

1986年1月12日英国はケント州グレーブセンドに板金業の父親と洗濯業の母親のもとに生まれ,小さい時から人前での芸当が好きだったそう。
こう言う事実を公表するのも,彼女自身が事も無げに話してくれたので,書きますが,生まれた時は両手の指が6本だったのですって。もちろん手術をして矯正したそうで,今は痕も形も残ってないと言う事です。

貧しいブルーカラーの家に育ったジェマはしっかり王立演劇学校に行く奨学金を得ます。在学中にテレビの仕事を得て,卒業後はシェイクスピアの舞台に立ち,映画デビューは「聖トリニアンズ女学院」(07)。

2010年にした2度のインタヴユーでは、さっぱりと全く気取らず,何となくもっさりと田舎っぽくて,それなりに楽しく,面白い女優でした。
「ハリウッドの映画に出ると決まったら,早速イメージコンサルタントから連絡が入り,次は専門のトレーナーが着いて,やれエキササイズをして体を絞れだの,メーク専門家が歯を治せ,髪を切ろ、と激しく注文をつけてきて,私は仕方がないと従いました。ハリウッド型の美女のイメージに近づけたかったでしょうけれど,私にとっては馬鹿馬鹿しい限り。全く綺麗になったとは思いませんでした。007のボンドガールをした時もホットではない,セクシー度が不足,などと批判されましたが,私は私。映画が終わったら,元の自分に戻ります」
と毅然として話してました。
その自信と言うか,頑固さが素晴らしいと思いました。
2010年にイタリー人のファッション コンサルタントと結婚,(これほどスタイルにこだわらない女性がこう言う職業の男性と結婚するのもおかしいですね),しかし2年後には別居してしまいました。

最近は,ジェレミー レナーとの「ヘンゼルとグレーテル」(13),まもなくベン アフレックとジャステイン テインバーレークと共演の「ラナー ラナー」が公開と一段と洗練されてのルックスで活躍しています。
写真を比べて,艶やかになったジェマをご覧下さい。







2009(公開前の会見)
「プリンス オブ ペルシャ/時間の夢」


Comments

Popular posts from this blog

IGGY POP

DEVON AOKI

MAUI # 3 SWIMMING AT POOL AND DINNER AT TERRACE