JOEL EDGERTON

JOEL    EDGERTON


ハリウッド侵略大作戦のオーストラリア俳優団のひとり,ジョエル エジャートンは180センチの身長と筋肉質の身体に,顎が張っていかにも,頑固そうなルックスを活かして目下大活躍中です。

初めて会ったのは「キンキー ブーツ」(05)と言う英国の映画で,営業不振の靴メーカーが工員のひとり,黒人の女装を好む男性の提案で,けばけばしく派手な,女装用のブーツやハイヒールを製造するようになって,経営が良くなると言うストーリーでした。ジョエルは工場のオーナーで,この時は頼りないお坊ちゃんと言った役。
当人はオーストラリアン ガイの健康的な食欲と頑張り精神に溢れた大らかな男性で,英国やアメリカで仕事を見つける渡り鳥の逞しさも見せてました。

最近では「ゼロ ダーク サーテイー」(12)でのチームリーダーの役を熱演してましたし,注目の「華麗なるギャツビー」(13)では上流社会のリッチマン,トム ブキャナンの役を自信たっぷりに演じて,上流社会に参加して,今はブキャナン夫人になっている昔の恋人を取り返そうとする,成金のギャツビー(レオナルド デイカプリオ)との生まれの違いのコントラストを絶妙に演じてくれました。

1974年6月23日,オーストラリアのシドニーの近く,ブラックタウン(何となく英国からはじき出された流民用に付けられた名前のようですが)に生まれたジョエルは、弁護士でデヴェロッパーの父親と専業主婦の母親のもと,恵まれた育ちをした模様。
大学を出てから,演劇学校に行き,シェイクスピアなどの舞台を踏み,オーストラリアのテレビシリーズのレギュラーとなって人気を得ます。このルートはほとんどのオーストラリアの俳優と全く同じ。
ブレークは「スターウオーズ」(02)のシリーズのちょい役を得たときからスタート。
ヒース レッジャーが主演したオーストラリアの伝説的反逆児を描いた「ネッド ケリー」(03)でも準主役で,ここからジョエルは着々とハリウッドと英国の映画で活躍を始めます。
真ん中の頼りない男性がジョエル
帽子をかぶった粋な紳士
「ギャツビー」の会見では,「スターになるより,地道に役をこなして,演技力で認められる俳優を志している」と殊勝な事を言ってましたが,あの強情そうな顎を見るとゆくゆくは,現実性豊かな敵役のスターになりそうです。
2013  「華麗なるギャツビー」

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