YOKO NARITA'S HOLLYWOOD

ハリウッドのスターをインタヴユーして37年!!     ツーショットと来たらどっさり ざくざく。最近は映画の記事も減ってきて発表してないお宝が貯まる一方。貯金は減る一方ですが、ともかく つたないブロッグ で全く為にならないお話と とっておきの古い写真とか新しいものも載せていきたいと思ってます。
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Friday, June 14, 2013

EMILY  WATSON


「ハリポタ」のハーマイオニー役のエマ ワトソン,同じ英国人で「ハワーズ エンド」のアカデミー賞女優のエマ トンプソンと今回のエミリー ワトソンがごっちゃになる方は多い筈。特にエマ トンプソン(54歳)とエミリー(46歳)は年も,不必要にグラマラスに着飾らない堅実女優と言うスタンスも似ています。

エミリーは1967年1月14日、英国はロンドンに、大学教授の父親と建築家の母親を持って,恵まれた環境に生まれました。
ブリストル大学で英文学を専攻,卒業後はウェイトレス等しながら,権威あるロイヤル シェイクスピア カンパニーに入団。見た感じと同じで,非常に真面目で,無理をしない,実質の人なのです。

映画デビューは「奇跡の海」(96)。多少知恵おくれの感がある女性と全身麻痺になってしまった男性の愛憎ドラマで,ちょっとイタリー映画「道」(54)のジュリエッタ マシーナに似ていて,わたくすが最も敬遠するテーマです。無教育で,無知な女性とそれを利用する,これも無知で粗野な男性の野蛮な取引が実に不健康だと思ってしまうから。ところがほとんどの男性はこの2本の映画をとことん,最高の映画だと評価するのです。嫌ですねえ。 
この初映画にして初主演でエミリーは世界中の賞の候補になって,オスカー賞にもノミネートされました。

劇団同志のジャック ウオーターズと95年に結婚,娘がひとりと私生活は至って安定しているが故に,エミリーは,大胆な役に挑む事が出来るのではないでしょうか。


わたくすが好きなのは「アンジェラの灰」(99)での絶望的に貧しいアイルランドの母親を激演した映画,日本家屋のぼろさより,朽ち果てた西洋の建物のぼろさ,トイレはバケツで大雨が降ると飲料水と下水が全てが混ざってしまったり,と言う順応不可能な家屋の違いの不便さをしっかり見せつけられました。
それから「ほんとうのジャクリーヌ デユ プレ」(「ヒラリー アンド ジャッキー」)(98)でのチェロ奏者,ジャクリーヌとヒラリーの姉妹の実話。オーストラリアの女優のレイチェル グリフィスがヒラリーを演じて,難病で演奏が出来なくなるジャッキーを見守る姿が健気でしたし,今も活躍中のイスラエルの指揮者,ダニエル バレンボイムの凛々しい夫ぶりも心に響くものでした。

最近では「戦場の馬」(11)。主人公の少年の貧乏で余裕が全く無い余りに,愛情が欠乏してしまったような母親役を上手に,センチに走る事無く、すこぶるドライに演じてました。

少し前にベルリンのスタジオで「ブック シーフ」(13)(「本泥棒」)と言う新作の撮影現場を訪れましたが,エミリーは又しても極貧の生活を強いられる母親を演じてました。夫役はジェフリー ラッシュ。ナチ時代のドイツで,本が大好きな少女が体験する戦争の歪みを描いたベストセラーの映画化です。
「本は私に取って,基本的栄養です。本が無い生活なんて考えられません。この少女の生き方は,強制下のドイツでは当たり前でしょうが,私にとっても心が痛む試練の連続。でも本に安らぎを見出すのは,実に喜ばしいセラピーでしょうね」
と寒そうなぼろ着の衣装を来たエミリーがしんみり語っていました。実は大変に背が高いのに,役が役だけに,なぜかしぼんだ,背の低い女性に変身してしまうのも凄い演技力のなせる技ではないかと勘ぐったりしてしまいました。
1998「ほんとうのジャクリーヌ デユプレ」

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