JENNIFER   LOPEZ



ずっと前まだジェニファー ロペスが「マネー トレイン」(95)で、地下鉄の車掌か警官の役をしている撮影現場を訪れたのですが,全くメークをしていない彼女を殆どの記者たちは,テーブルなどを片付ける南米から出稼ぎに来たクリーニングおばさんと勘違いをしたのですから!
2013  「パーカー」
「セレナ」(97)と言うテレビ映画で若くして死んだメキシコの歌姫を演じて,スター街道を前進し始めたのですが,当時の写真の純情そうで,可憐なこと! 今度探してポストしますね。
ニユーヨークのブロンクスに1969年7月24日に生まれ小さい頃から芸能界に憧れ,唱ったり踊ったりに励み,持ち前のガッツとラテイーナの情熱で,徐々にテレビの役など得ます。当時の彼女は清楚で,綺麗で,現在のばばばーんと言うダイナマイトのような迫力はありませんが,微笑ましい程にひたむきさに溢れていました。

インタヴユーに答える度に「ユー ノウ ホワット,とか,ユー ノウ,ユー ノウを繰り返し,誰かが面白がって数えたら400回ぐらい使ったと言う程にストリート会話ばかりで,それも又懐かしい思い出です。向きになって,意地っ張りそうに話す姿勢も削る前のダイアモンドと言えましょう。

「アウト オブ サイト」(98)ではジョージ クルーニーと組んで,熱っぽいセクシーさを漂わせ,「ザ セル」(00)ではヴィジオナリーの監督,ターセルと石岡瑛子の衣装でエキゾテイックな映像が美しく,豊満な肢体のジエニファーが芸術作品の様にセル(箱)に入っていました。

「メイド イン マンタッタン」(02)はお手伝いのメイドとマンハッタン製とかけた題名で,レイフ ファインズ扮する英国貴族とホテルのメイドのジエニファーが繰り広げる文化と身分の違いのロマンスで,それなりに面白いものでした。

この頃 ベン アフレックとロマンスが始まり,この関係がちょっとばかり「メイド イン」と似たところもあって,激しく張り切った彼女が女王の様にめかしこんで,ボストンの野球帽によれよれシャツが好みのベンにタキシードやトップファシヨンの紳士服を着せ替え人形の様に着せ,ベントレーだか,ロールスロイスでお出かけするのがタブロイドを飾ってました。
おまけに二人が恋をする映画「ジーリ」(03)まで作らせて,その内容の好い加減さとお馬鹿な二人のお馬鹿な演技でハリウッドに例を見ないひどい作品として,笑われ者に。

結局ベンはこの喜劇的な交際から逃れ,ジェニファーは同じラテンのエスニックのバックグラウンドのマーク アンソニーと言う歌手と結婚。又二人で「エル カンタンテ」(06)と言う映画を創ります。双子まで出来ましたが、結局離婚。

さてさて新作「パーカー」(13)の会見には,又もや若作りで現れ,「お酒もタバコもしないから,今年44歳になるけれど,ほら肌なんか自然にすべすべよ。ダンスは大好きだし,体を動かしているとエネルギーが湧いてくるし。私のファシヨン ビジネス,私をイメージした香水や化粧品,歌手としてのツアーもあるし,忙しい,忙しい!」
と若さをアピール。もちろん傍らには20歳だかの元ダンサー君がべったり。二人に結婚の噂もあるとか。

ともかくジェニファーには自然体の魅力があって,今回の映画にもそれが活かされて,どこかに甘さが潜む女性に仕立てられてます,と言うか,頑張ってもどこかに隙がある可愛い女性の面が覗けてしまうとでも言いましょうか。

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