TONI   COLLETTE



オーストラリアのシドニー映画祭,1994年6月。ここでトニー コレット主演の「ミュリエルの結婚」(94)を見て,それから監督に会ったのです。その少し前まで有名だったクロコダイル ダンデイーを演じたスター,ポール ホーガンと同じ名前の監督は、P. J. ホーガンと呼んで欲しいにと言ってました。クロコダイルより遥かにすてきな、映画スターのようなルックスの気持ちの良いポールでしたし、あとからトニーに会ったときは,背が高く,手足が長く,すっきりスリムでスマートなのにびっくり。何たってミュリエルは太っちょで田舎っぽい女の子だったので。
役のために20キロ余り太って,ださく変身したとか。

このシドニー旅行は思い出が詰まっていました。まずパートナーのハンスに会った事。もう18年前ですねー。それからこの6月12日はロスアンジェルスで,あの O.J. シンプソンがブロンコの後部席で銃を頭に当てて,自殺するとわめいた日なのです。シドニーのテレビでも延々と生中継をしていました。

さてトニーは1972年11月1日,シドニー生まれ。
「ミュリエル」で共演したレイチェル グリフィスも同じ様に,アメリカに上陸して,同じように着着と女優街道前進を遂げました。
ハリウッドに来たトニーは,M.ナイト シャラマン監督の「シックス センス」(99)の違う世界が見える少年の母親を演じて,見事にアカデミー助演女優賞にノミネートされ,ロンドンやシドニーを行ったり来たりの世界的な脇役女優に成長します。

当人はケラケラと楽しそうに笑う,いかにも太陽とビーチのシドニー生まれで,隣のお姉さんの気さくな態度で,相手の体をばしばし叩いて,冗談を言ったりします。

レイチェルがテレビシリーズのレギュラーになって人気が出てきた様に,トニーも「ユナイテッド ステイツ オブ タラ」と言うコメデイー番組に主演し,09年にはエミー賞を獲得。

最近は「リトル ミス サンシャイン」(06)でのミス 少女コンテストに出る女の子の母親を手がけたり,今年は「ヒッチコック」(12)のヒッチの秘書を軽妙に演じて,独特の変わった風味を添えてます。














1999「シックス センス」





1994「ミュリエルの結婚」ハンス、トニ、右端は監督のJPホーガン













「めぐりあう時間たち」(02)も「ヒッチコック」も50年代が背景で,当時のメーク,髪,ショルダーパッドのドレスがトニーのちょっと長めの顔にとても良く似合って、センスのある着こなしが楽しめます。

今回の写真はスキャナーが壊れたために古いプリントをカメラで撮ったりの苦心作で,彼女のファンのいとこのために
捧げます。もっと他の写真が出てきたら又,追加しますね。

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