JOSH   HARTNETT


40歳を過ぎた女優達がハリウッドのヤング志向を嘆くのはよく聞きますが,男優連中も似たようなものです。

マシュウ モデイン,マシュウー ブローデリック,ジェイムス スペーダー,クリスチャン スレーター等など、どこに潜んでいるのやらの男優も大勢いますから。

ジョッシュ ハートネットは「ヴァージン スイサイド」(99)「パール ハーバー」から「ブラック ホーク ダウン」(どちらも2001)等で2枚目スタートして
ぐんぐん人気が出て,長身でちょっと照れ気味の姿勢が
もてもてでした。
一応サンフランシスコ生まれですが育ったのはミネソタ州
セントポールですから中西部のオールアメリカンの男は無言で勝負の気質に溢れていました。もちろんフットボールの選手でプロを目指していましたが左ひざの怪我で断念。
こう言う話は何千回も聞かされますね。

「僕の家の地域は大勢のアラブ人の移民が居て,けっこう国際的なところになったのだよ。でもやっぱりフットボールとホットドッグの文化だけど。」
まだ売り出してほやほやのジョッシュがそう言った時、私めは “ ココココ、コケコー! 私はミネソタの卵売り”と言う歌を思い出したものです。いったいどこから出てきた歌なのやら?
当時は故郷に恋人が居て映画の仕事が終わるとすぐに飛んで帰るってな事を嬉しそうに行ってました。
低いバリトンの声が男らしくて,頼りになりそうな奴!
でしたね。

「ラッキーナンバー7」(06)の頃からスカーレット
ヨハンセンと交際が始まり,婚約までしたのに2年後に破局。二人とも上昇中のヤングスターで,パパラツイーに追われる日々やスケジュール調整に疲れたのでしょう。当時の二人はのっぽとボインのおちびさんで,飛びきり愛らしかったのですが。
「ブラック ダリア」(06)なんてロスアンジェルスで実際に起きた殺人事件をもとにしたスリラーで,期待は大きかったのですが,何やらふやけた映画になってしまって
翌年の「RESURRECTING CHAMP  」もいまいちでした。
「ロスアンジェルスはクラブ回りと派手な女の子が好きなら良いけど,僕はたまらない」と逃げ出したのもこの頃でした。
「ヨーロッパの映画の方が味があるとか言うけれど,ハリウッドの映画にも秀作がたくさんある。例えばラッセル
クロウなんて凄く良い映画に出ていて,それらはヨーロッパ,オーストラリア,英国などと国境が無いだろう。僕もそう言う俳優になりたいな」

と言って早速ニユージーランドに行って「30デイズ オブ ナイト」(07)に出ました。映画はヒットしませんでしたがこの国がひどく気に入って家を買おうとさえ思ったそうな。しかし18時間の飛行時間を考えて止めたのだよ」
それからフィリッピンに行き「アイ カム ウィズ レイン」(09)の撮影に参加。
「ミンダナオ島の奥深くのデイワルワル(Diwalwal)と言うところでロケをしたのだが,街から5,6時間もかかる地の果てで,村の人々は白人を見た事が無く,僕らを見に毎日何千人も訪れてくるんだ。村の人の人口が4万3000人とかで,入れ替わり立ち替わりに覗きにくるのだよ。
みんな凄く親切で,良い人たちだったが,身代金目当ての誘拐が発生する地域だからと僕たちには軍隊の護衛が付いていた。全然不安になどならなかったけど。」
この作品も余りぱっとせず。
「ブンラク」(10)はデミ ムーアやウッデイー ハレスソン等も出ている復讐ドラマでしたが これも全く注目されないまま消えてしまいました。

現在「SINGULARITY 」(13年公開予定)と言う時代を超えた不可能な愛をテーマにしたローランド ジョフィーが監督する映画でジエイムス ステユアート(!!)と言う名前の英国の船長役を手がけているそうです。インドが舞台のようで,ジョッシュは地球を回っての貴重な体験を重ねています。
今年の7月に34歳,まだまだ若いジョッシュであります。
そのうちデビューの頃の写真を探してきます。

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