JAKE   GYLLENHAAL


ゴッッドファザーがポール ニユーマン,ゴッドマザーがジェイミー リー カーテイスと言う華々しい誕生をしたジェイク ジレンホール,と言っても映画のタイトルの様に物々しいゴッドファーザーではなく単に親のちょっと偉い友人等が名付け親の証人てな感じで引き受ける役で,ジェイクの場合は父親が映画監督,母親は「旅立ちの時」(88)リヴァー フェニックス主演,でアカデミー脚本賞の候補になった
脚本家,姉は女優のマギーと言う映画ファミリーに生まれたためなのであります。
デビュー作がビリー クリスタルの「シテイー スリッカーズ」(91)の子供役,思春期にになってからは「遠い空の向こうに」(99)でのロケット少年転じてNASAの高名な科学者の役はジェークの秀才少年のむきになる風情が健気で良かったし、「ドニーダーコ」(01),「グッド ガール」(02)等の小作品でじわじわと成長し、「ブロークバック マウンテン」(05)の積極的なタイプのゲイ カウボーイを熱演してアカデミー助演男優賞の候補に。消極的なタイプをヒース レジャーが激演したのはご存知の筈。

「僕の家族は全員がパーフォーマンス志向で何でも声高に
劇的に話すから 小さい時から注目を得るには突然の瞬間がいると分かって,歌ったり 踊り出したりして自分の言い分を聞いてもらった。政治的意見も激しく出て,僕たちは小さい頃から討論が大好きだった。」
一時クリステン ダンストと付き合っていて(02−04)彼女は目を丸くしてこう言っていました。
「ジェークの家の食事はみんなが意見を言い合って まるでけんかみたいで,しばらく呆気にとられて見ているうちに凄く面白くなって来て,私はここで自分の意見をしっかり言えない人間は駄目なのだなと知ったのよ。政治の話からたくさんの事を学んで とても楽しいテーブルでした。」

この家から母上の「旅立ちの時」が生まれたのだなと理解。
ラジカルな政治活動家が逃亡生活を強いられ,息子は大好きなピアノを弾けず,紙に書いた鍵盤で練習する姿は実に痛々しいシーンでしたから。

新作「エンド オブ ウオッチ」(12)でジエークはLAPD の新人警官役、パートナーのマイケル ペナと連日殺しが起きるメキシコ街をパトロール。よく見たような白人とヒスパニックのコンビ、どこにでもあるストーリーですが,この二人の同志愛が嘘っぽくなくて 実に良いのです。 
「ブロークバック..」と言い,ジェークは相手役と共に光る相乗作用を発散するようで,独りで目立ちたがるような
エゴが全く無い所が素晴らしいのです。

数年前から映画5本につき舞台1本と言うペースで劇場でのナマの演技を続けて行く決心をしたのも彼らしいし,暇なときは家族全員に大ご馳走を作る料理上手でもあります。
2012     [   ENDO   OF   WATCH  ]
目下オフブロードウェイで 長い名前の劇に出ていて ここでオールヌードになるとかと騒がれているのも微笑ましいかぎりです。アラブ人のようなヒゲはその役のためですと。

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