MICKEY    ROURKE


前回のキャサリーン ターナーのデビュー作「白いドレスの女」(81)にミッキー ロークが謎の若い男として出ているのですよ! 当時既に28歳,翌年の「ダイナー」でヤングスターの座を得ますが。次が「ランブルフィッシュ」とミッキーは人気街道まっしぐら。
「イヤー オブ ザ ドラゴン」(85)頃に始めた会ったのでしょうか。ちょっと崩れた怪しい雰囲気の美青年でいかにも町の向こう側で育ったと言うすねた姿勢も魅力のひとつでした。アメリカのマスコミからは既に態度が悪いなどと叩かれていて 日本人のインタヴユーではニキニキと嬉しいそうで、わざとF−ワードをちりばめて話すのです。その悪振り
がバカバカしいと言うのか,微笑ましいと言うのか。


2008 「レスラー」
昔を思い出してふざけるミッキー
その後のボクサーとしての挑戦と凋落は思い出しても心ではなく,脇腹あたりが痛んできます。

“ブラッド ピットやマット デーモンたちはみんな大学に行ったりしたミドルクラスの家庭に育っている。僕は貧乏どころか近所はドラッグ中毒、娼婦,犯罪人のたまり場のようなところに育ち 出口はチンピラになるか ボクサーになるかぐらいしか考えられない状況だった。根っから考え方が違うわけ。別に大学出を羨ましがっているのではなく,そう言う選択の無い家庭に生まれると考えが固まっちゃうのさ。”

と後で述懐してましたが,下手な生き方のお手本のようでした。

ボクシングで崩れた顔や体を整形手術で直したと言うか,つじつまを合わせたような外見になってカムバックしたのが
2010 「インモータルズ」今度美男スターだった事の写真を探します。
2005年の「ドミノ」と「シン シテイー」でこの時に久しぶりにあったのですが 相変わらずのけばけばファシヨンで たらこのような指に女性用ブレスレットのような巨大な指輪をして ラスヴェガスの旅芸人のようでちょっと胸が痛みました。

「レスラー」(08)で清水の舞台飛び下り演技を見せ、
そしてほとんど彼自身の半生のようなストーリーも手伝って
見事アカデミー賞の候補に。この時の会見ではずっと神妙になり,キャリアーを回転する役を得たと嬉しそうでしたが、
手の中に入りそうなチワワー犬を愛しそうになでなでして、
寂しい生活をしているのではないかなーと言う印象を持ちました。

宝石が大好きでアクセサリーはもちろん,インテリアにも使うそうで自慢げなところも,この人は宝石屋の言いなりになっているのでは等と余計な心配をしたり。
成功するとすぐにいい気になって子分たちに大判振る舞いをし,スランプに対処する心構えがゼロと言うスポーツ選手や芸能人の典型で,中身が繊細なのをド派手なジェスチャーで
カヴァーするあたりがみえみえなのでした。

「インモータルズ」(10)と言う時代劇アクシヨンの会見では少し落ち着いて
“恵まれない少年たちのためにボクシングジムを作り,コーチなどするつもりだ。僕のように進路が塞がっているがきがわんさか居るからね。”
と抱負を語っていました。

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