DIANE LANE




映画デビューは79年 ダイアン レーンが14歳の時の「ア リトル ロマンス」でパリに住んでいるおませな少女がフランス人の少年に初恋を味わうという懐かしくも 古き良き時代の映画でした。
それからテイーン映画、「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」(どちらも83年)でマット デイロンと共演。
初めて会ったのは「コットン クラブ」(84)の時。ちょうどロスアンジェルス
五輪で街中が沸き立っていました。


79年に美少女スターとして“タイム”誌の表紙を飾った事について
“嬉しかったけれど タイム マガジンの格にはそぐわなかったと思うわ。単なる人気者として出ただけで 私のレベルはまだまだタイムの高いクオーリテイーではないもの”と既に物事の本質を見る知性の持ち主だった。


そう言う価値観を持っている為に 美しい女優だけでは満足せずに 色々な映画に出ては試行錯誤を繰り返し フランスの俳優のクリストファー ランベールと結婚して(88年)女の子を授かっても いつもどこか 寂しそうな表情が出てしまうのが 印象に残っています。


2002年の「アンフェイスフル」ではリチャード ギアの妻でありながら
強風のいたずらで 浮気をしてしまうという役をリアルに どこか空虚な胸のうちを繊細に見せて オスカー賞などほとんどの映画賞の候補になり ダイアンの演技力に自信がみなぎってきました。


この年にジョッシュ ブローリンとの交際が始まり すわ!バーブラ ストライザンドの未来の義理の娘候補!と注目され 見事04年にゴールイン。 ジョッシュの父親がジェームス ブローリンという俳優でストライザンドの夫だからの家族チャートであります。


自信と貫禄が出てきたダイアンはメークもあまりしないで 目尻のしわなどさえ役の上に利用しているような自然な姿勢で映画を楽しむ様になりました。


2010年の「セクレタリアート」ではトリプル クラウンの栄誉を勝ち取る
競馬馬チャンピオン セクレタリアートを育てたペニー チェネリーという女オーナーを熱演。男性ばかりのオーナー社会で女性らしさを保ちながらも 勇ましく
逞しく戦う姿はダイアンならではの役でした。


ちなみに最近の競馬の馬を主人公にした作品で私めが好きなのはこの「セクレタリアート」と「シービスケット」(2003) で後者は不格好で誰もが無視したサラブレッドが
2011  [CINEMA VERITE]  TV DRAMA
オーナーやトレイナー達の愛情と献身によってレースをダイナミックに勝ち抜いて行くお話。どちらも実話で 馬たちが美しく描けていて それだけでも見る価値は充分です。

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